. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ダビデの生涯」 に学ぶ : 第32講
■ 今日の「井戸掘り」

 . . 「ダビデはダマスコのアラムに守備隊を置いた。アラムはダビデのしもべとなり、みつぎものを納める者となった。こうして主は、ダビデの行く先々で、彼に勝利を与えられた。」. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .サムエル第二・8:1〜18

■ 井戸を掘りましょう:

. .長い間の宿敵であったアラムはついにダビデが統治するイスラエルによって征服されました。久しい期間の敗北は勝利へと変ったのです。ダビデによって導かれたイスラエルは、アラム(5、6節)だけではなく、ペリシテ(1節)、モアブ(2節)、エドム(13節)と、周辺諸国をすべて平定したとあります。

. .このダビデの凱旋的な生涯は、主イエスに従う者が享受することのできる凱旋的な生涯の絵であるといっても良いでしょう(第1ヨハネ5:4,5)。

. .さて、ここでクリスチャンが勝ち取るべき4つの分野を心に留めましょう。すなわち、感情のコントロール、対人関係、罪への傾向性、そして、経済などの事務管理、の4分野です。クリスチャンになっても感情の波は押し寄せてきます。怒り、失望、妬み、、、などなどの感情です。信仰者は、主にあって、これらの感情に打ち勝って、それを治めることができるのです。ダビデがイスラエルを統治したように、主イエスに私たちの心を治めていただくことによってそれが可能となります。次の分野は、人間関係の分野です。感情のコントロールにおいて勝利する時、対人関係を良い関係に保つことはそれほど難しくないでしょう。しばしば、情緒の不安定なことが対人関係を難しくしています。

. .クリスチャンとして勝利すべき第3の分野は、罪への傾向性です。アダム以来の生来の罪への傾きのほかに、私たちには、私たちの過去の生き様から来るその人特有のある罪への傾きがあり得ます。生まれながらの罪への傾き、すなわち、罪性、または、「肉」と呼ばれるものは、主イエスにすべてを捧げることによって克服できますでしょう。しかし、それ以外の原因に基因する罪への傾きも克服されなければなりません。それでなくては凱旋的なクリスチャン生涯は送れません。

. .最後に、信仰者として心したい分野は、会計などの事務処理の分野です。しばしば、信仰者は神の恵みに甘えて、こうした分野においてルーズになることがあります。しかし、周囲の社会への証しのために、クリスチャンは、こうした面でもキチンとしていることが望まれます。教会の兄弟姉妹の間で、金銭問題がルーズになっていることはないでしょうか。そこに勝利がありますでしょうか。ダビデは、何処に行っても主にある勝利を見たのです。

高知県・越知町の大樽の滝


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