. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ダビデの生涯」 に学ぶ : 第45講
■ 今日の「井戸掘り」

 . . 「アブシャロムとイスラエルの民はみな言った『アルキ人フシャイのはかりごとは、アヒトフェルのはかりごとより良い。』これは主がアブシャロムにわざわいをもたらそうとして、主がアヒトフェルのすぐれたはかりごとを打ちこわそうと決めておられたからであった。」. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .サムエル第二・16:23〜17:14

■ 井戸を掘りましょう:

. .私たちは神のみ業を期待する時、しばしば、神のみ業は直接的に、奇跡的になされるものと思い込んでいます。しかし、この記事は、神のみ業が、そのような形態ではなく、間接的に、そして一見、神のみ業ではないかのような形態でなされてゆくのをみます。神は人の心に働きかけて、その人を通してみ旨を成就されるのです。神を信じない者たちには、その神の働きは見えません。

. .ダビデ攻略の案は、明らかにアヒトフェルの立案したもののほうが、フシャイの立案したものより優れていました。しかし、神のみ働きによって、人々はその心を動かされ、不思議なようにフシャイの案を選択するのです。アヒトフェルの作戦は「今夜、ダビデのあとを追って出発し、彼を襲います」と言うものでした。それに対して、フシャイの提案した作戦は、先ず「全イスラエルを、、、数多くあなたのところに集めて、、、」というものでした。アヒトフェルの言うように、アブシャロムの軍勢がその夜直ちに行動に出ていたなら、ダビデはそれに対抗するすべを見出せなかったことでしょう。ダビデ側の敗北は目に見えていました。

. .フシャイの策略は、全イスラエルに召集令をかける時間を稼いで、その間にダビデが陣営を立て直す余裕を見出すようにと願っての作戦でした。人々は、このフシャイの作戦に乗って来たのです。神がアブシャロムの軍勢を敗北に導こうと決め、人々の心にアブシャロム側に不利な戦略を選び取るようにされたからでした。

. .神のみ業を、私たちの既成概念で縛り「このような働き、あのような働き」でなければ、神が働いたとは思えないと言った理解に立ってはならないのです。神は、私たちの考えを越えて、ご自分の方法でみ業を推し進められるお方なのです。

. . 高知県・越知町の大樽の滝


Copy right 2004 PZH
All rights reserved. 許可なく転載を禁じます。

■ トップ・ページにもどる