. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ダビデの生涯」 に学ぶ : 第A59講
■ 今日の「井戸掘り」

 . . 「ここに、サタンがイスラエルに逆らって立ち、ダビデを誘い込んで、イスラエルの人口を数えさせた。ダビデはヨアブと民のつかさたちに言った『さあ、ベエル・シェバからダンに至るまでのイスラエルを数えなさい。そして、その人数を私に報告して、知らせてほしい』、、、」.                      歴代誌第一・21:1〜13

■ 井戸を掘りましょう:

. .「全イスラエルには剣を使う者が110万人、ユダには剣を使う者が47万人であった。」と5節にあるように、この人口調査は明らかにイスラエルの戦力を調査する目的でなされました。この章の冒頭には、そのような調査は、サタンの誘いであったと述べています。すなわちサタンは、神への信頼からダビデの心を引き離して、戦う者の数の多さにイスラエルの安全を求めようとする思いを入れたのです。そこにこの人口調査には大きな問題点がありました。

. . 第59講に書き記しましたように、サムエル記の記録では、サタンの誘いに関する言及がありません。サタンは、人々のこころに神への信頼を損なうような思いを吹き込んでは、不信仰を助長し、人の心が神から離れてゆくように働きかけてきます。私たちは、様々な行動への衝動を心に覚える時、その衝動が、どこから生じてきているのかを賢く見分けなければなりません。心中に生じる衝動には、サタン来のもの、肉の思いからのもの、人間の本能的な衝動、、、と様々な源泉を持っています。

. . 神の民にとって最も大切なことは、心を常に神の霊によって満たされて、このお方から来る衝動・動機付けによって行動を起こすことを、自分の常住的な行動のパターンにすることです。私たちが聖霊に満たされている時、満ちた器にはもう何も入れることができないように、聖霊で満ちた心にはサタンからの示唆が入り込みにくいのです。

. . また、みことばの光に自らを曝し続けることも大切です。みことばに反して行動するようにと言う示唆は、明らかにサタン的なもので、聖霊なる神からのものではありません。霊感を与えて、みことばを書き記させた聖霊は、みことばに反して行動するように私たちを導かれることはないからです。聖霊の導きを神秘的な概念で理解しないで、聖書の光と結びつけて捉えることを学びましょう。

. . 高知県・越知町の大樽の滝


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