このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
■ 今日の「井戸掘り」
. . 「ダビデは言った『わが子ソロモンは、まだ若く力もない。主のために建てる宮は、全地の名となり栄となるように大いなるものとしなければならない。それで私は、そのために用意をしておく。』こうしてダビデは彼が死ぬ前に多くの用意をしておいた。」. 歴代誌第一・22:1〜19
■ 井戸を掘りましょう:
. .ダビデは自分の生涯、また、治世が終わりに近づいていることを自覚していました。それで次期の王として定められていたソロモンに神殿を建てるように命じ、また、そのための備えをしたのです。私たちは自分の生涯、また、地上での活動が終わりに来ていることを自覚する時、何をしようとするでしょうか。
. .ある人は、死期が近づいていると言う思いで心が一杯になって、何をしようにも手がつかない心の状態、唯オロオロとして、落ち着かない状態になってしまします。ある人は、残された限られた時間を思い切り楽しもう、、、と、アルコール、異性、または、覚醒剤と言った世界、快楽に走ります。そうすることによって、死への思いがもたらす恐怖心を打ち消そうとするのでしょう。
. .今日の聖句によると、ダビデは死の時を意識して、その時に向かって、自分のできなかったこと、することを許されなかったことを、ソロモンの手によって完成するために着々と準備を進めていったのです。しかも、それはダビデが自分の野望を果たすことを願ってのことではありませんでした。
. .ダビデが願っていたのは、ソロモンが建立する神殿によって主の御名が全地に知られることだったのです。信仰者として、ダビデは、死期が近づくにつれて、なんと純粋な思いを心に抱いていたことでしょうか。それは長い信仰生涯によって培われた心の状態だったと言えますでしょう。