. . フィリップの「井戸掘り日記」、第一のシリーズ「ダビデの生涯」に学ぶが終わりましたので、今回から第二のシリーズ「ダビデの詩篇」と題して、ダビデによる詩篇から水を汲みます。
「ダビデの詩篇」 に学ぶ : 第 108 講
■ 今日の「井戸掘り」

 「主よ。彼らに恐れを起こさせてください。おのれが、ただ、人間にすぎないことを、国々に思い知らせてください。」               詩篇 9: 1〜20  

  ■ 井戸を掘りましょう:

. .近代に入って人類は自分が「ただ、人間にすぎないこと」を忘れて、恰も全能者であるかのように振舞ってきました。すなわち、自分の上に創造主である神がおられることを否定し、また、無視して、すべてを自分の手に収めようとしてきたのです。その結果が地球温暖化初め、環境問題が起こり、更に、人類は核の脅威に脅えるようになりました。人間が神に対して勝ち誇り、傲慢となった報いだったのです。

. .「主よ。彼らに恐れを起こさせてください。おのれが、ただ、人間にすぎないことを、国々に思い知らせてください。」ダビデは、そのよう傲慢の危険を早くから知って、このように祈りました。自分がどのようなものであるかを弁え知ることが大切なのです。人は「人間にしか過ぎない」すなわち、絶対者でも、宇宙で最高の存在でもないことを弁え知って、創造主の御前にへりくだることが肝要なのです。

. .「悪者どもは、よみに帰って行く。神を忘れたあらゆる国々も。」道徳の退廃は、地の上に地獄をもたらします。主イエスは終末の時代に関して「多くの人々の愛が冷ややかになる」と語られました。自己中心的な生き方に囚われ、愛が冷ややかになると、地上は生きにくい場所、地獄に変容してしまいます。日々の営みが生き地獄に変わってしまうのです。それが、神を忘れ、自分がただ人間にすぎないことを思わなかった人類の受けるべき嗣業なのです。

. .そうならない為に、「おのれが、ただ、人間にすぎないことを、、、思い知って」神の御前にへりくだることを、神を畏れて生きることを学びましょう。

高知県・越知町の大樽の滝


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