. . フィリップの「井戸掘り日記」、第一のシリーズ「ダビデの生涯」に学ぶが終わりましたので、今回から第二のシリーズ「ダビデの詩篇」と題して、ダビデによる詩篇から水を汲みます。
「ダビデの詩篇」 に学ぶ : 第 12 講
■ 今日の「井戸掘り」

 . . 「主のみおしえは完全で、たましいを生き返らせ、主のあかしは確かで、わきまえのない者を賢くする。」.                詩篇19:7〜11 

  ■ 井戸を掘りましょう:

. .ダビデが聴いた大空の語り掛けは、確かに「全地に響き渡」って「知識を示」しています。しかし、そこから学べることは「神の存在、神の知恵、神の恵み深さ」といった内容であって、神の愛、殊に、キリストの十字架において示された愛を知ることはできません。

. .ここに、自然界を通してなされる啓示の他に、聖書という形態での啓示の必要があります。この詩篇に「主のみおしえ」、「主のあかし」、「主の戒め」、「主の仰せ」とあるのは、みな「聖書」・神のみことばへの言及です。神は、自然界を通して語りかけられると共に、それよりももっと確かな方法、成文化された「旧新約聖書」66巻を通して、人類に語り掛けなさいました。勿論、ダビデの時代には、新約聖書はもとより、旧約聖書さえ現在のかたちでは存在していませんでしたでしょう。ダビデにとって「神の仰せ」とは「モーセの律法」でした。その律法のことばは「完全」、「確実」、また「正しく」、「聖い」とされています。

. . 神のみことばは「たましいを生き返らせ」人を「賢く」します。「たましい」とは、人を単に表面的に見、肉体を持った存在として見るのではなく、内的な存在として見た時の表現です。「人」そのものを表します。神のみことばは人に喜びをもたらし、その目を真理に対して開きます。聖書を読んで、ここに書かれているような恵みの数々を体験的に知っていますでしょうか。

. . ジャマイカ時代に共に労したあるアメリカの宣教師は、聖書を読むに際しての態度を「READ」と教えて下しました。「R」は「Reverently・神を畏れかしこんで」、「E」は「Earnestly・熱心に」、「A」は「Attentively・注意深く」、そして「D」は「Daily・日々」を意味するのだそうです。そして、その頭文字を並べると「READ!」(読みなさい)だそうです。聖書はとにかく読まなければ判りません。みことばに親しみましょう。

. . 高知県・越知町の大樽の滝


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