■ 今日の「井戸掘り」
. . 「急いで私を助けてください。主よ。私の救いよ。」 詩篇38:1〜22
■ 井戸を掘りましょう:
. .「愚かしさ」、「落胆」(うなたれ)、「混乱」(心の乱れ)、「嘆き」、「わななき」、「痛み」、「不安」、、、。いくつの表現を用いてダビデは自分の情況を描写していることでしょうか。ダビデは、正に苦難の真っ只中に放り込まれていました。
. .そのような苦しみは、ダビデが病いの中にあったことから来ています。しかしそれと共に、そのようなデビデをみて、彼の敵が彼を「なじり」、「活気に満ちて」、彼に「憎しみ」をぶつけてきていることによるものです。否、病いに取り付かれていること、彼の敵が、その機会を利用して、しきりとダビデをなじっていること、もそうですが、それ以上にダビデの悩み・苦しみの最大の理由は、神が「怒って」おられ、自分に対して「憤って」おられると、ダベデが感じていることにあります(1〜3節)。
. .人が味あう苦しみの中には、肉体的、対人的、対神的と色々ありますが、対神的、信仰的な原因から来る苦しみが一番深い苦しみ・悩みをもたらします。それなのに、人は、しばしば、その事実に気づきません。肉体的に病いに打たれていても、周囲の人々が、たとえ憎み、なじり、様々と悪を行っても、いのちの源である創造主である神との関係がスムースである時には、人は、平安を維持することができます。しかし一旦、神との順調な関係にひびが入ってしまうと、人の心は困惑し、悩み、苦しみ始めるのです。
. .ダビデは、主を「待ち望み」、神が「答えてくださる」ことの期待しています。そして、この詩篇の締めくくりには、「急いで私を助けてください。主よ。私の救いよ。」と叫んでいるのです。