. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
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「ダビデ以外による詩篇」 に学ぶ : 第105講
■ 今日の「井戸掘り」
「主は御救いを知らしめ、その義を国々の前に現された。主はイスラエルの家への恵みと真実を覚えておられる。」 詩篇98:1〜9
■ 井戸を掘りましょう:
主の御救いは「その義」として表現されています。また、それは主の「勝利」でもありました。詩篇の作者の思いには、あの出エジプトの時の出来事があるに相違ありません。
エジプトでなされた10の災いは、それぞれエジプトの神々へのさばきとされています。エジプトとイスラエルの戦いは、エジプトの神々とイスラエルの神・主との戦いでもあったのです。主は、イスラエルをエジプトの奴隷の地から、イスラエルを導き出すことにおいて、エジプトに勝利を得られました。
それは、イスラエルにとっては、救いであり、また、主なる神にとられては、その義であったのです。エジプトの王、パロの理不尽な拒否に対して、主は義を主張され、それをイスラエルの救出という形で顕わにされたのでした。
そのような主の御救いは、主のイスラエルに対する恵みと真実の故であり、それらを主が覚えておられたからだと記されています。すなわち、主は、彼らの先祖・アブラハムとの約束を覚えておられ、それを守られたのでした。それゆえ「真実」であり、イスラエルが、アブラハム以後、例えば、ヤコブの生涯に見るように、アブラハムほどには神に対しいて忠実でなかったにもかかわらず、神は「恵み」のゆえに、救いの御わざを成し遂げなさいました。ここに「恵みと真実」とがあるのです。