. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
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「ダビデ以外による詩篇」 に学ぶ : 第130講
■ 今日の「井戸掘り」
「イスラエルがエジプトから、ヤコブの家が異なることばの民のうちから、出て来たとき、ユダは神の聖所となり、イスラエルはその所領となった。」 詩篇114:1〜8
■ 井戸を掘りましょう:
出エジプトの出来事は、イスラエルの立場を決定的に変えました。それまでのエジプトにあっての奴隷民族から「神の聖所」、「その所領」となったのです。すなわち、イスラエルは、諸国のための祭司の国とされたのです。
この詩篇の第二の分節には、出エジプトに際して見られた自然界の諸現象が言及されています。「海は見て逃げ去り」、「川はさかさに流れた」、また「山々は、、、はねた」のです。イスラエルのための、そのような奇跡的な神の干渉を目のあたりにして、地は、ヤコブの「神の御前におののけ」と命じられています。
エジプトを出た後も、神は、イスラエルの為に、なお奇跡的な干渉をやめることはありませんでした。彼らが荒野を旅していたとき、「神は、岩を水のある沢に変え」、「堅い石を水の出る泉に」変えられました。また、この詩篇には言及されていませんが、イスラエルの為に、荒野で、時にマナを降らせ、鶉を呼び寄せて、イスラエルが飢えないようになさいました。
これらの奇跡的な神の干渉は、イスラエルが周辺諸国と異なった民・祭司の国となって、諸民族の為に仕えることを期待してのことでした。しかし、イスラエルは、多くの歴史的な詩篇に見るように、その神の期待を裏切ったのでした。