. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ダビデ以外による詩篇」 に学ぶ : 第61講
■ 今日の「井戸掘り」

    「確かに、神は、昔から私の王、地上のただ中で、救いのわざを行われる方です。」                   詩篇74:1〜23A 

  ■ 井戸を掘りましょう:

   作者は、苦しみと試練の中で、過去における神のみわざを想い起こして祈ります(13節以降)。「主よ。どうか、心に留めてください。敵がそしり、愚かな民が御名を侮っていることを。」

   彼が祈る時、その依り処は、契約です。「どうか、契約に目を留めてください。」 作者は、二回、敵対する者どものことを「愚かな民」として言及しています。なぜなら彼らは、神の契約に心を向けないで、自分勝手な生き方をしている民だからです。

   それに比して、イスラエルは契約の民でした。神の律法を持ち、神に仕えるべき民だったのです。作者は、自分たちのことを「山鳩」として描いています。恰も、山鳩が野の獣に引き裂かれるように、イスラエルは周辺の諸国に引き裂かれ、餌食にされているのです。それで「山鳩のいのちを獣に引き渡さないでください」と祈ります。

   作者はまた、自分たちのことを「悩む者たち」(19節)、「しいたげられる者たち」、「悩む者・貧しい者」(21節)として、主である神に訴えています。「神よ。立ち上がり、あなたの言い分を立ててください」と。

高知県・越知町の大樽の滝


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