. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ダビデ以外による詩篇」 に学ぶ : 第83講
■ 今日の「井戸掘り」
「主、私の救いの神。私は昼は、叫び、夜は、あなた御前にいます。私の祈りがあなたの御前に届きますように。」 詩篇88:1〜18
■ 井戸を掘りましょう:
作者は、様々なことばを駆使して、彼が置かれている窮状を描写しています。「悩みに満ち」(3節)、「力のない者のように」(4節)、「見放され」(5節)、「殺された者のように」(5節)、「悩まして」(7節)、「悩みによって衰えて」(9節)、「悩み死に瀕して」、「恐ろしさに耐え」、「心が乱れて」(15節)、「あなたからの恐怖」(16節)などです。
その中で、作者は「昼は叫び、夜は」神の御前に出て行って、訴えているのです。それとも「あなたに御前にいます」とは、神の御前にたましいを静めて、黙していることでしょうか。
作者の気持ちでは、彼の「いのちは、よみに触れていますから」とまで言える状態です。そして「死者の中でも見放され」ていると言うのです。正に、この上ない絶望状態に陥っているのです。しかし、そのような中にあっても、作者は、祈りを忘れていません。主である神の御前に祈ることが、彼の持っている唯一の武器なのです。その祈りが失われたら、彼に残るものは何もありません。