. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ダビデ以外による詩篇」 に学ぶ : 第86講
■ 今日の「井戸掘り」

    「主よ。いつまででしょうか。あなたはいつまでも身をお隠しになるのでしょうか。いつまで、あなたの憤りは火のように燃えるのでしょう。」                   詩篇89:1〜52B 

  ■ 井戸を掘りましょう:

   この詩篇の作者が直面した問題は、「しかし、あなたは拒んでお捨てになりました」ということです。ダビデとの契約にも拘わらず、神は、ダビデの子孫を見捨てられ、39節以下に描写されているような、屈辱に遭わせておられるのです。

   しかし、人と言うものは、なんと自己中心的で、我が侭なのでしょうか。神が契約を破棄して、ダビデの子孫の輝きを消して、「その王座を地に投げ倒してしまわれました」といっていますが、何故そのようになったかに関して、何の反省のことばもありません。一方的に「何故、何故」と神に迫っています。

   神が、契約の民に、そのようにされたのは、理由なくしてではありませんでした。彼らの側で、神を見捨て、心を異教の神々に移して、霊的な姦淫を行ったからなのですが、その事実には、彼らは目をつぶっているのです。

   イスラエルの民に限らず、人とは、いつでもそのような者ではないでしょうか。自分の悪を棚に上げて、自分のしたことの結果、自分が苦しんでいるのにもかかわらず、他を責めて「何故」なのですか、と問い掛けるのです。

高知県・越知町の大樽の滝


Copyright2004 PZH
Allrights reserved. 許可なく転載を禁じます。

■ トップ・ページにもどる