. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
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「ダビデ以外による詩篇」 に学ぶ : 第9講
■ 今日の「井戸掘り」
「わたしに求めよ。わたしは国々をあなたへのゆずりとして与えた。」 詩篇2:1〜12C
■ 井戸を掘りましょう:
御子でさえも、ゆずりをご自分のものとされるには、主である神に「求める」ことが必要です。このようにして祈りは、神との関係を維持するためには必須の行為なのです。
主である神は、御子に「国々をゆずりとして与え」ること、「地をその果て果てまで」その所有とすることを約束しておられます。国々の正統な主権者は、それですから、御子であって、絶対権力を主張する地上の王たちは、まさに、御子のものを簒奪した反逆者たちです。
私たちは「主権在民」という概念に慣らされていますが、権力が、君主にではなく国民にあるとされる場合も同様であって、もし、私たち国民が、何らかの権限を有するとしたなら、それは御子にあってでなければなりません。主である神が立てた御子を無視しては、国家についても、そのあり方についても語ることはできないのです。御子を外したとき、あらゆる権力は奪い取った権力となってしまいます。
第9節「あなたは鉄の杖で彼らを打ち砕き、焼き物の器のように粉々にする」とありますが、不当に奪い取った権力を行使しようとする者たちは、それが、ひとりの絶対君主でも、多数の主権を持つとされる国民であっても、やがて、その権力が本来的なものではないことを悟る時がくるのです。彼らの傲慢と誇りは、打ち砕かれる時が来ます。それは終末に関わることです。