. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ダビデ以外による詩篇」 に学ぶ : 第10講
■ 今日の「井戸掘り」
「あなたは鉄の杖で彼らを打ち砕き、焼き物のように粉々にする。」 詩篇2:1〜12D
■ 井戸を掘りましょう:
主である神が、地上の王のイメージで語られています。神は「鉄の杖」を持っておられる訳ではありません。それは地上の王が用いるものです。しかし、恰も「鉄の杖」で打ち砕くように、主は、敵対者に対して、壊滅的な破壊をもたらされるのです。
3節に、地の王たちのことばとして「彼らの」、すなわち、「主と、主に油をそそがれた者」の「かせを打ち砕き」とありますが、「打ち砕かれる」のは、主にむかって立ち構えた地の王たちであって、主が彼らに科した「かせ」ではありません。この「かせ」と言う表現は、地の王たちから見た視点からで、反逆者たちは、主の戒めを「かせ」・束縛と感じていることからくる表現であって、実際に、主が「かせ」を、それが象徴的なものであっても、科すわけではないのです。
19、20世紀のフランスの実存主義者たちが主張したように、彼らは、主の下にあって、そのみこころに生きることを束縛と感じて、神の支配と干渉から完全に訣別して、創造主である神から独立した存在であることを願い、要求しているのです。正に、反逆以外のなにものでもありませんでした。
神は、そのような不当な反逆を見過ごしにはしないで、さばきを執行されます。すなわち「鉄の杖で彼らを打ち砕き、焼き物のように粉々に」されるのです。神への反逆が成功に終わることはありません。