. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。日本古来の井戸掘りの技術に「上総掘り」という方法があります。重たい鉄の管を何回も何回も地中に落とすことによって、徐々に井戸を掘り進んでゆく方法のようです。聖書を掘り下げるにも、上総掘りのように何回も何回も、同じ箇所を読むことが大切なのです。このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ペテロの手紙」 に学ぶ : 第115講
■ 今日の「井戸掘り」■ 井戸を掘りましょう:
「あなたがたのうちにいる、神の羊の群れを、牧しなさい。強制されてするのではなく、神に従って、自分から進んでそれをなし、卑しい利得を求める心からではなく、心を込めてそれをしなさい。」 ペテロの手紙5:2
長老の働きの中心は「神の羊の群れを、牧」することにあります。そして「牧する」とは、神のみことばをもって羊を「養う」ことです。
この節には「牧する」に際しての、長老として取るべき態度・姿勢が書きしるされています。第一に勧められている姿勢は、自主性です。「強制されてするのではなく、自分から進んでそれをなし、、、」。群を牧するとは、重たい使命です。それで、ある人々は、嫌々ながらそれをします。しかし、期待されている姿勢は「自主性・積極性」です。
第二が「清廉性」です。「卑しい利得を求める心からではなく、、、」と言われています。他の宗教では、信仰が金儲けの口実となっていることがしばしばあります。宗教を儲けの手段とすることは、避けなければなりません。
そして第三が、真実性です。「心を込めてそれをしなさい。」同じことをしていても、うわべを繕ってそれをすることができます。しかし、ここでは真実に「心を込めて」それをするように勧められています。
