. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。日本古来の井戸掘りの技術に「上総掘り」という方法があります。重たい鉄の管を何回も何回も地中に落とすことによって、徐々に井戸を掘り進んでゆく方法のようです。聖書を掘り下げるにも、上総掘りのように何回も何回も、同じ箇所を読むことが大切なのです。このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ペテロの手紙」 に学ぶ : 第121講
■ 今日の「井戸掘り」■ 井戸を掘りましょう:
「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」 ペテロの手紙5:7
神の羊の群れを牧していると色々な課題・困難に直面します。そのような時、ふと思い煩いに引き込まれると言うことがあるものです。しかし、ペテロは、そのような時、その思い煩いを神に委ねるように勧めています。
思い煩いは、私たちから主に仕える力を奪い去ります。心に思い煩いが入り込むと、そのことのみが心を支配するようになって、他のことへの思いが散漫になります。集中力が損なわれてしまうのです。
また、思い煩いは、信仰を萎えさせて、主に依り頼むことを難しくします。その逆に、不信仰が思い煩いを招致すると言うのも真ですが、要するに、悪循環なのです。思い煩いは不信仰を招きいれ、不信仰は思い煩いを更に助長させます。
このような悪循環を断ち切るために、難しくても信仰の姿勢を維持して、主に依り頼む意外にありません。主に委ねることが思い煩いの唯一特効薬なのです。神ご自身が、、、「心配してくださる」―思い煩いに勝つためにこの真理を捉えることです。私たちが心配する以上に、神が私たちのことを御心に留めて心配していてくださる、これが頷けたら勝利です。
