. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。日本古来の井戸掘りの技術に「上総掘り」という方法があります。重たい鉄の管を何回も何回も地中に落とすことによって、徐々に井戸を掘り進んでゆく方法のようです。聖書を掘り下げるにも、上総掘りのように何回も何回も、同じ箇所を読むことが大切なのです。このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ペテロの手紙」 に学ぶ : 第123講
■ 今日の「井戸掘り」■ 井戸を掘りましょう:
「身を慎み、目を覚ましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。」 ペテロの手紙5:8A
サタン、敵対する者、また、試みる者は、只に存在するだけではなく、活発に活動しています。「ライオンのように、、、歩き回っています。」サタンの存在・活動は現実的なものです。
ある学者は、サタンは人を通して働くものであると言いました。キリストが十字架の道に進んでゆくことを止めようとして、キリストに叱責された時のペテロのように、確かにサタンは人のことば・行動を通して他の人に働きかけます。
しかし、サタンノ活動は、そのような形態に限定されるのではなく、ある学者によれば、サタンは、直接的に人の心に悪への思いを示唆することがあるのです。第一の、外部からもたらされる誘惑と共に、この第二の、内部に働きかけてくる誘惑と言う形態もあります。
いずれにしても、中世の絵画に見るような、醜悪な姿を見せて人にアプローチしてくることは考えられません。サタンの働き掛けはもっと巧妙なものでしょう。ですから、クリスチャンは「目を覚まして」いなければならないのです。自分がサタンの罠に陥らないためにも、また、サタンの道具として、他の人々の誘惑の手段となってしまわないためにも、、、。
