. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。日本古来の井戸掘りの技術に「上総掘り」という方法があります。重たい鉄の管を何回も何回も地中に落とすことによって、徐々に井戸を掘り進んでゆく方法のようです。聖書を掘り下げるにも、上総掘りのように何回も何回も、同じ箇所を読むことが大切なのです。このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ペテロの手紙」 に学ぶ : 第76講
■ 今日の「井戸掘り」

   「同じように夫たちよ。妻が女性であって、自分より弱い器だということをわきまえて妻とともに生活し、いのちの恵みをともに受け継ぐ者として尊敬しなさい。それは、あなたがたの祈りが妨げられないためです。」                  ペテロの手紙3:7 

  ■ 井戸を掘りましょう:

   冒頭の「同じように」とは、「妻が神に望みを置いた敬虔な婦人として、夫に従っているように」、「同様に」でしょう。夫は、妻同様に「神に望みを置いて敬虔」に生き、善を行うことを勧められているのです。

   勤労の機会や、賃金において男女の差をつけることは、性による差別ですから避けなければならないでしょう。しかし、現代社会が追求する、ユニセックスと言った誤った概念に基づく男女差の完全な撤廃は、聖書の教えるところに反します。聖書は、女性が男性より「弱い器」であることを認識して、そのように夫は生活することが必要であることを語っています。

   信仰者同士の夫婦関係の根底になければならないのは「尊敬」の念です。女性が弱いことを良いことにして、横暴に振舞うのではなく、尊敬の念を抱いて「いのちの恵みをともに受け継ぐ者として」接することが求められています。

   「みことばに従わない」で、妻を残酷に、また、横暴に扱えば、祈りの生活が妨げられます。そのような生き方をしていて、どうして神の御前に立つことができるでしょうか。

高知県・越知町の大樽の滝

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