■ 今日の「井戸掘り」■ 井戸を掘りましょう:
「キリストは天に上り、御使いたち、および、もろもろの権威と権力を従えて、神の右の座におられます。」 ペテロの手紙3:22
22節は、復活された後にキリストがどうされたか、という質問に答えるものでしょう。「キリストの昇天、神の右への着座」が語られています。
ペテロは、ペンテコステの日の説教の中で「神の右に上げられたイエスが、御父から約束された聖霊を受けて、今あなたがたが見聞きしているこの聖霊をお注ぎになったのです」(使徒2:33)と語りました。ペテロは、ペンテコステの日の、その聖霊の注ぎを受けた弟子たちの一人でした。
さて「神の右の座におられ」るキリストは「御使いたち、および、もろもろの権威と権力を従えて」おられると言われています。ここにおける「および」は、「すなわち」といった説明的な意味に取ったほうが分りやすいでしょう。御使いたちが「もろもろの権威と権力を」有しており、そのような御使いたちを、キリストは、第二位の神として、従えておられるのです。
エホバの証人たちは、受肉以前のキリストは天使ミカエルであると主張しています。しかし、キリストは受肉以前も、昇天以後も、天の御使いたちより、さらに勝れたお方です(ヘブル1:4)。ただ、肉体の制約を身にまとって、地上におられた33年の年月の間は「御使いよりも、、、、低くされた」(ヘブル2:9)のでした。
この節に書かれていることを集約すると「イエスは主である」と言うことに尽きます。初代教会、そして、その時代のクリスチャンたちは、ローマ帝国による激しい迫害の中で、このことを命懸けで主張したのでした。
