. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ペテロの第二の手紙」 を読む : 第36講
■ 今日の「井戸掘り」

   「汚れた情欲を燃やし、肉に従って歩み、権威を侮る者たちに対しては、特にそうなのです。彼らは、大胆不敵な、尊大な者たちで、栄誉ある人たちをそしって、恐れるところがありません。」              ペテロの第二の手紙2:10 

   人間の陥る誘惑には、三つの分野があるように思います。すなわち、性的な分野、金銭的な分野、そして、権力にまつわる分野です。「肉」、すなわち、神を見失った人間の原理に「従って歩む」人たちは、この三つの分野のどれかに弱さを見せ、敗北を喫します。第一の「汚れた情欲」とあるのは、当然「性的な分野」における問題でしょう。

   第二の「権力を侮る者たち」とあるのは、第三の「権力に纏わる分野」です。自分たちが権力に対して、貪欲なほどの願望を持っている人は、それが手に入らないときには、権力に対して反抗的になります。権力者を侮るという行動にでるのです。このような人々は「尊大で」、「恐れを知らない」とあります。他の人々が権威を認めようとしないので、自分で恰も権威者のように振舞うのです。

   ペテロは、この箇所では金銭問題に言及していません。しかし、神を見失った世界のもう一つの特徴は、金がものを言う世界だということです。人が権力を欲するのは、それが金銭問題と結びついていて、しばしば、人は与えられた権力を濫用して、不正な富の取得に走ります。そして、そのようにして得た富を用いて、不道徳な行為を欲しいままにするのです。「肉に従って歩む」道は、泥沼です。一旦沈み始めると、止まるところを知りません。

■ 井戸を掘りましょう:

   

■ キリスト、ペテロの足を洗う

高知県・越知町の大樽の滝   ☆印をクリックしてください


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