. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ペテロの第二の手紙」 を読む : 第49講
■ 今日の「井戸掘り」

   「愛する人たち。いま私がこの第二の手紙をあなたがたに書き送るのは、これらの手紙により、記憶を呼びさまさせて、あなたがたの純真な心を奮い立たせるためなのです。」                   ペテロの第二の手紙3:1 

■ 井戸を掘りましょう:

   ペテロは、この節に、第二の手紙を書き送った理由を述べています。それは、彼らのかって語った真理を思い起こさせて、激励するため、彼らを奮い立たせるためでした。ペテロのこの手紙の読者たちが、迫害に出遭っていかに沈み込んでいたのかが伺われます。

   一般に「失望している人の首をもたげることほど困難なことはない。うな垂れた頭ほど重いものは無い。」と言われていますが、失意と落胆の中にいる人々を奮い立たせることは容易な業ではありません。下手に励ますと、益々失意のどん底へと沈んでいってしまい、最早立ち上げれないほどになってしまうことがしばしばあります。

   そのような状態に陥らせないように注意しながら、励ますには、知恵と技術とが必要です。ペテロの用いたスキルは、否、スキルと言うより、ペテロの本心から流れでてくるものでしょうが、「愛する人たち」と言うことばに集約されています。「愛されている」ということを自覚させることが、失望・落胆のうちにある人々にとって最高の薬なのです。愛は、人の心の奥にある琴線に触れて、心の奥になにかを呼び覚まします。

   人は「愛されている」と実感する時、変ってきます。それまでは、どのようなことばを掛けても、頭を垂れていた人々が、愛を感じた途端に、目を輝かせ始めるのです。
   

■ キリスト、ペテロの足を洗う

高知県・越知町の大樽の滝   ☆印をクリックしてください


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