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お金社会学

平成の大乱という私の書物の中にお金の社会学というコラムがある。お金にかかわる諺を引用している。戦後の日本人は少しおカネに毒されている。おカネに関して色々の見聞を記載してみたい。随時のものとする。平成14年4月15日 

4月30日 金の鎖も引けば切れる。 努力してできない事はない、やれば出来るの例え。
4月29日 金に親子はない。 親子の仲でもお金は他人。争い事多見。
4月28日 金が敵の世の中。 金が原因で悩み、苦しみ、不和反目とまるで敵のようだ。
4月27日 金は三欠くに溜まる。 人としてなすべき義理人情交際を欠いてはじめて金がたまる。
4月26日 金はあの世の土産にならぬ。 金はこの世だけのもの。あの世に持っていけぬ。
4月25日 金は火で試み、人は酒で試みる。 人の如何は酒に酔わせてその本性が分かる。
4月24日 金はよき召使い、悪しき主人なり。 金の使い方で善にも悪にもなる。
4月23日 金は命の親、また命の敵 金で死ぬべきを助けられ又、金のイザコザで死に到る事あり。
4月22日 金の光で馬鹿も利口に見える。 金があれば馬鹿も利口になる。今の政治家のようだといいたい。
4月21日 平らかなるを福となし、余りあるを害となすは、物然らざるはなし。而して財はその甚だしきものなり。 余分なものは苦労のタネという事か。持てるものの悩みは日本人を害している。老子
4月20日 金儲けと死に病に易い事 どちらも大変苦しく大変で容易でない
4月19日 金は不浄に集まる。 金は品位、性行のいやしいものの所にかえって集まるものだ。
4月18日 金は人を作る 金のあるなしで貴人にも貧乏人にも愚人にもなる。
4月17日 金を貸せば友を失う シェイクスピア-のハムレットにある。
4月16日 カネは凡ての悪の根源 すべての悪事は金銭が原因の意。--新約聖書テモテ前6章
4月15日 カネの貸し借りは不和のもと どんな親しい間柄でもしばしば不和の原因となる。