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カサッ。
どこからとも無い風に吹かれ、紙切れが目の前に流れてきた。
ああ、これはきっとチョコに添えてあったメッセージだ。
内容は脳が蕩けそうでよく理解できない。おそらく、不二家が恋の丈を綴った他愛も無い短い文だろう。
だが変だ。
なんだ?
「森永より」



森永?
知っている。僕の片思いの人だ。
他の誰よりも、チョコを貰いたかった相手だ。
なぜだ?
なぜそれを不二家が僕に渡すんだ?!



森永が?
僕の下駄箱に?
なんてことだ。
うれしいか?
うれしい。
変態と罵られてうれしい。
より一層、チョコバナナさんがトロトロになる。



不二家は、片手で僕の腰を押さえ、その汗ばんだ土踏まずと指の付け根で、これ以上ないほどハツラツとしたチョコバナナさんを激しく扱き、
張りのある踵でゴリッとチョコボールさんを押しつぶす。
これまでで一番鋭い痛み。
金属同士が強烈に軋み合うような・・・最高の快楽!!
たぶん僕は、動物のような唸り声をあげて、

 

僕は、呆れるほどホワイトソースを吐き出した。
不二家の虐げによって、全てを開放された。
妙にすがすがしい。それは、溜まってた膿をたっぷりと出しただけでは無いと感じる。
確信があるわけでもないのに、これから更に弄られる期待が膨らみ、再びチョコバナナさんが構えの姿勢をとり始める。
ただ、ひとつ、真に苦しい痛みがある・・・。
ごめん、
森永・・・。


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