美歎牧場(里山)の麓の高岡という村にあった旧家(地主)の住いを譲り受け、牧場内に移築しました。1867年(明治元年)に建築された民家で、江戸時代末期の大農家の建築様式を色濃く留めており、すべて木組による造りです。質素な中にもケヤキ・松の大木や栗の木等がふんだんに使われ、1943年(昭和18年)に発生した鳥取大地震にも耐え抜いた強固な建築。多くの人々がふれあい、“古きを温め新しきを知る”ことにより、産直交流発展の智恵を出し合う「研修館」としては、最もふさわしい建物といえます。
春のウグイス、夏のセミしぐれ、秋の清しい紅葉、そして雪深い冬と、牧場の確かな四季の移り変わりとともに、研修館で過ごす1日の爽快さは、それぞれに格別のおもむきがあります。
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