. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ダビデの生涯」 に学ぶ : 第16講
■ 今日の「井戸掘り」

 . . 「しかしダビデはアビシャイに言った。『殺してはならない。主に油そそがれた方に手を下して、だれが無罪でおられよう。』」. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .サムエル第一・26:1〜12

■ 井戸を掘りましょう:

. .以前、ダビデは同じような状況に出くわしたことがありました。サウルが自分の手の届くところにいて、手を下せば彼を亡き者にすることができたのです。しかし、ダビデはその時、サウルの着物の裾を切り取っただけでした。しかも、その行為さえも、ダビデには後に良心の咎めをもたらしたのです。

. .今、ダビデは再び同様の場面に直面しました。「サウルは幕営の中に横になって寝ており、彼の槍が、その枕もとの地面に突き刺してあった」(7節)のです。その槍を手にして、ひとおもいに突き刺せば、サウルがダビデに与えてきた苦しみはそこで終わります。主なる神は、同じような誘惑が私たちの生涯に繰り返して襲ってくることを許しなさいます。主イエスに対するサタンの誘惑も、あの荒野における時だけで終わりませんでした。主イエスの地上生涯の間、又しても、同様な試みが主イエスを襲いました。メシヤとしての道をそれて、十字架の苦難を振り捨てては、、、という試みです。

. . 冒頭に引用した聖句のように、ダビデはこの度は、サウルの着物の裾を切ることさえしませんでした。サウルを「一気に刺し殺させてください」と迫るアビシャイを止めて、サウルを見逃します。そして、ダビデは言ったのです。「主は生きておられる。主は、必ず彼を打たれる。」ダビデは、すべてを主のみ手にゆだねました。

. . 同じような試みが、又しても又しても襲って来ても、その度ごとに、ダビデのように勝利を得ましょう。その勝利の否決は唯一「主は生きておられる」という事実にたって、すべてのことをその生き・働いておられる主に委ねることです。主のときが来るまで、忍耐をもって待ち望むことを学ぶことです。先走って、主のなすべきことを自分の手に収める過ちを犯してはなりません。

高知県・越知町の大樽の滝   下の「☆印」をクリックしてください

. ダビデの生涯/0015: 「信仰者の人間関係」
. ダビデの生涯/0014: 「信仰生涯における試練と忍耐」
. ダビデの生涯/0013: 「みこころを求め続ける生涯」
. ダビデの生涯/0012: 「人・悲しい存在」
. ダビデの生涯/0011: 「二つのタイプの指導者」
. ダビデの生涯/0010: 「信仰者と偽りのことば」
. ダビデの生涯/0009:「真の愛は行動する」
. ダビデの生涯/0008:「みこころの成就のタイミング」
. ダビデの生涯/0007:「成功と人々の反応」
. ダビデの生涯/0006:「信仰によって結ばれた友情」
. ダビデの生涯/0005:「技術を支える心の状態」
. ダビデの生涯/0004:「人々の誤解・無理解に直面して」
. ダビデの生涯/0003:「変化する環境への順応」
. ダビデの生涯/0002:「主がこの人とともに」
. ダビデの生涯/0001:「人・霊的な存在」


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