. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ダビデの生涯」 に学ぶ : 第20講
■ 今日の「井戸掘り」

 . . 「ダビデは非常に悩んだ。民がみな、自分たちの息子、娘たちのことで心を悩まし、ダビデを石で打ち殺そうと言いだしたからである。しかし、ダビデは主によって奮い立った。」. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .サムエル第一・30:1〜15

■ 井戸を掘りましょう:

. .ダビデがペリシテ人の軍勢と行動をともにしようと、基地ツィケラグを離れている間に、アマレク人がそこを襲撃し、ダビデの妻子、彼の部下の家族・持ち物を略奪していきました。それだけではありません。その試練の中で、自分と共にあった民が、その責任はダビデにあるということでしよう、彼を石打にしようとしました。

. . 「ダビデは非常に悩んだ。」(6節)とあります。このような危機的な状況に直面する時、私たちはどのように振舞うでしょうか。ある人々は、悩みから逃れるためにアルコールや覚醒剤に走ります。他の人々は、悩み苦しむよりはひと思いにと言って、自らのいのちを絶ちます。ある人々は、時が解決するとして、すべてを諦めることによって解決の道を探ります。

. .しかしダビデは、悩みの中にあって「彼の神、主によって奮い立った。」(6節)と聖書は言っています。主によって奮い立つためには、主の憐れみが尽きないこと(哀歌3章22節)を心に思い浮かべると良いのです。彼らの妻、息子、娘は、確かに連れ去られましたが、殺害されてしまったわけではないのです。そこに主の憐れみの干渉があるのを見ます。

. .どのような試練、苦難であっても、神のみ許しなしには起こりえません。神のみ手がそこに加わっているのを知る時、神にあっては不可能と思えることも可能になります。ダビデは「主によって奮いたっ」て、アマレク人の略奪隊を追跡し始めました。そして、彼らが出遭ったのが、ひとりの病いで衰弱しきったエジプト人の奴隷だったのです。

. .「情けは人のためならず」と日本のことわざは言います。瀕死状態のエジプト人奴隷に施した憐れみは、主の干渉によって、豊かに報いられます。このエジプト人はツィクラグを攻撃し、略奪したアマレク人の奴隷だたので、彼らの宿営地が何処であるかを知っていました。後は、聖書で読むとおりです。ダビデは、奪われた家族、持ち物を無事奪還したのです。これが「ダビデが主によって奮い立った」ことの結果です。失望し、落胆したままで座り込んでいたらどうだったでしょうか。

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. ダビデの生涯/0016: 「繰り返し襲いかかる試練」
. ダビデの生涯/0015: 「信仰者の人間関係」
. ダビデの生涯/0014: 「信仰生涯における試練と忍耐」
. ダビデの生涯/0013: 「みこころを求め続ける生涯」
. ダビデの生涯/0012: 「人・悲しい存在」
. ダビデの生涯/0011: 「二つのタイプの指導者」
. ダビデの生涯/0010: 「信仰者と偽りのことば」
. ダビデの生涯/0009:「真の愛は行動する」
. ダビデの生涯/0008:「みこころの成就のタイミング」
. ダビデの生涯/0007:「成功と人々の反応」
. ダビデの生涯/0006:「信仰によって結ばれた友情」
. ダビデの生涯/0005:「技術を支える心の状態」
. ダビデの生涯/0004:「人々の誤解・無理解に直面して」
. ダビデの生涯/0003:「変化する環境への順応」
. ダビデの生涯/0002:「主がこの人とともに」
. ダビデの生涯/0001:「人・霊的な存在」


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