. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ダビデ以外による詩篇」 に学ぶ : 第178講
■ 今日の「井戸掘り」

 「エルサレムよ。もしも、私がおまえを忘れたら、私の右手がその巧みさを忘れるように。」                   詩篇137:1〜9A 

  ■ 井戸を掘りましょう:

   捕囚の地・バビロンにあって、祖国を想う気持ちが遺憾なく表明されています。エルサレムは、ユダ王国の首都でした。

   しかし、祖国を恋い慕った民も、70年にわたる捕囚が続くうちに「住めば都」と言う日本のことわざがあるように、その地に慣れ親しみ、そこでの商売など、生活がすっかり定着して、やがて、ペルシャ帝国の時代になって、クロス王のもとに、ユダヤ人への帰還許可が下りた時、祖国ユダヤに向けてメソポタミアを出立したのは、全人口の限られた人々のみでした。

   彼らは、捕囚の地での生活になれ、70年間荒れ果てた祖国での祖国再建に携わることを良しとしなかったのです。祖国に帰っての困難よりも、異国の地にあっての安逸を選び取りました。

   その中で、ユダヤに戻っていたのが、総督ネヘミヤ・祭司エズラに導かれた一行で、彼らによるエルサレム再建は、妨害にもあって困難を極めました。

高知県・越知町の大樽の滝


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