. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ダビデ以外による詩篇」 に学ぶ : 第177講
■ 今日の「井戸掘り」

 「バビロンの川のほとり、そこで、私たちはすわり、シオンを思い出して泣いた。」           詩篇137:1〜9 

  ■ 井戸を掘りましょう:

   「バビロンの川のほとり」とあるように、作者は、捕囚の民の中にあって、パレスチナから遠く、メソホタミア・バビロンへ連れて行かれた民のなかに居ました。

   作者の祖国ユダヤが、バビロンによって攻略され、その首都エルサレムがバビロンの軍勢によって陥落したのは、紀元前587、或いは、586年の事でした。バビロンのネブカデネザルの軍勢は、それ以前の606年あたりから、エルサレムを包囲し、ユダの国・南王国から、地位の高い人々をバビロンに移り住ませるということをしていたのですが、586年のエルサレム陥落は、そのクライマックスでした。

   捕囚の民としてとらえ移された人々の中には、ダニエル、エゼキエルなどの預言者もいました。ダニエルの場合は、正確には、預言者ではなく、予言的な賜物を持った人物で、後に政治家として活躍・貢献しました。しかし、捕囚が彼らの人生を大きく変えたのです。

   私たちの人生にも、それに大きな感化・影響を及ぼす出来事が起こることがあります。私と同世代の人々にとっては、第二次世界大戦の終結と日本の敗戦と言う出来事は、ユダヤの民のバビロン捕囚にも匹敵する大きな出来事でした。

高知県・越知町の大樽の滝


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