用瀬アルプス フルコース ガイド--隠れ名山・三角山
                         
「用瀬アルプス」、遂に全国版に登場!!! 岳人9月号に掲載された。


1.三角山、みすみやま、通称、頭布山、とっきんざん、ににぎのみことを祀る。一名、ほうしゃく大権現ともいう。山頂には立派な社が巨岩の上に鎮座まします。 元々は女人禁制。正面参道の山麓に女人堂があり女性はここまで。近年、正面参道が荒れている。私は用瀬生まれの用瀬育ちだが、景石城跡から竜王山を 経て、然ももツツジ満開の時に縦走したのは、80歳のこの年で初めてであった。同様に隣の、ツツジ満開の愛宕山に登山したのも実に二度目であった。我  が生地であるが、これらの山から見下ろした町並みと千代川の風景は洵に素晴らしいのである。
2.用瀬アルプスの全行程開始は、景石城登山口である。
3.以下は下記のガイダンスをご参考に。総時間5時間15分だが、途中は腰掛けた休憩をしておらない。初心者は避けるべきである。愚生は早い方なので6時間の実歩行タイムの確保が必要であろう。
                        平成25年12月18日 徳永圀典記

                           

                                                     花の山「用瀬アルプス」

1.女人堂→三角山→大成山→金屋口 平成25年11月30日登山

2.「女人堂登山口→三角山→大成山→洗足山→鳥居野登山口 
平成25年12月17日登山


フルコースの歩行案内

ポイント 歩行時間 ポイント概況 備考
JR用瀬駅 下車正面に三角山が見える。真直ぐ歩き本通左折。 直ぐ右手の広い坂道を上がり市役所用瀬支所を左に見て道なり進み幼稚園を左に進むと、山麓に城山から三角山への登山口がある。、
景山城登山口 0:10 道路沿い右手にある。 季節には「つつじ」が周辺にきれい。登りはゆるくはない。道路左の愛宕山は全山ツツジの山。
景石城跡 0:30 中々、風情ある史跡。戦後大名・用瀬氏の城址。用瀬町が眼下に広がり、風情あり。東屋がある。 。城跡の一角を下り縦走開始。つつじきれい、樹林帯。
竜王山 0:10 通過山。 何の表示もない。
三叉路 0:05 三角山表参道との三叉路出合い。 ここは女人堂からの道と出会う。
仙行者 0:10 表参道の分岐からはきつい登りとなる。 鎖、ロープも数箇所ある。第一の肩で稜線に出る、ベンチあり。
二丁 0:10 再び急登となる。トラロープがある。 最後の肩のベンチ、三角山へ、あとは岩場のみ。直進する。左折は用瀬アルプス縦走路へ巻く。
三角山 山頂508米 0:10 巨岩は見事。海抜508米。三角山神社と篭り堂。 近隣の山々の展望抜群。大成山への縦走路が見える。展望抜群。
上二丁 0:10 山頂から再びここに戻る。ここで左折迂回と山頂を巻く、一本道。
三角山直下稜線 0:20 岩山の岩壁を見上げて稜線、三角山直下の岸壁は見惚れるほど豪快。そして
縦走路の稜線に出る、三角山の南西に当る。豪快な岸壁が松と映えて素晴らしい。改めて三角山の優美さを覚えるであろう。ここから、つつじの一の谷公園への稜線歩きが可能だ。
第3ピーク 0:05 細い岩の稜線が続く、稜線は狭く、滑落せぬように要注意。やがて、縄梯子ある岩場あり。ここから稜線の幅が少し広がる、後方の三角山の展望を立ち止まりみつつ進むがよい。右の眼下には用瀬町の町並みが遠く見える。
第4ピーク 0:10 稜線には、ピークが10くらいあるのではなかろうか。アップアンドダウンの繰り返し。風景を楽しみつつ進むがよい。ここらに石楠花がある。つつじが季節には見られる。
第5ピーク 0:10 快適な稜線の樹林帯である。ピークを越えつつ進む。大成山がひと際高く見える。
おおなる山 648米 0:20 狭い樹林帯の中の大成山 海抜648米。ここに愚生が掲げた山頂標識があるので山頂が明快となった。今までは何の標識もなかった。ここから急激な下りをする。二つくらいピークを越える。
洗足山展望台直下鞍部 0:15 ここから最大の危険難所、左へ岩壁の実に狭い所を進む、最大の難所である。岩登りに手掛かりもない、或いは、何の手掛かりもない場所が2-3箇所あり。細心の注意と三点固定の原則を守り進むこと肝要なり。近くに岩鏡も咲く。
展望台 0:40 スリルある岩場、急傾斜をやっとの思いで上る。ここは最高の展望所である。歩いてきた三角山が眼下に小さく見える、鳥取市街地や日本海も展望できる。要するに智頭谷が一望できる。智頭の籠山、河原の霊石山、高山、高鉢山、鷲峰山などが見える。
洗足山 736.3米 0:20 樹林帯のゆるやかな登りをすると、洗石山山頂。海抜743米。
鬼の洗濯岩 0:30 下りだが、素敵な樹林帯だが、かなりの歩行を続ける。岩場の上となり、展望よし。直下は鬼の洗濯岩と呼ぶ垂直の大岩壁である。ここから長い下りを続ける。五葉の松の大木が珍しい。
鳥居野登山口 0:50 山頂からかなり長い感じ。
   全行程 歩行時間  5時間15分 除く休憩。