. . フィリップの「井戸掘り日記」、第一のシリーズ「ダビデの生涯」に学ぶが終わりましたので、今回から第二のシリーズ「ダビデの詩篇」と題して、ダビデによる詩篇から水を汲みます。
「ダビデの詩篇」 に学ぶ : 第 18 講
■ 今日の「井戸掘り」

 . . 「罪は悪者の心の中に語りかける。彼の目の前には、神に対する恐れがない。彼はおのれの目で自分にへつっらている。、、、彼は、、、悪を捨てようとしない。」.                          詩篇36:1〜12 

  ■ 井戸を掘りましょう:

. .サウルに召抱えられて、宮廷楽師、戦士、そして、戦士の長として、王宮でサウルに仕えるようになったダビデが目にしたものは、真実さを欠いた惨めなサウル王の姿でした。

. .ダビデが一生懸命サウルに仕え、「サウルが遣わす所に出て行って、勝利を収めれば」(第一サムエル18:5)収めるほど、サウルの気持ちはダビデから離れて行ったのです。「サウルは千を打ち、ダビデは万を打った」というエルサレムの娘たちの凱旋軍への讃えの歌は、サウルの怒りに油を注ぎました。

. .ダビデは、そのようなサウルをじっと観察して、サウルが抱えていた問題の原因が「彼の目の前には、神に対する恐れがない」、「彼は、、、良くない道に立っていて、悪を捨てようとしない」とのことを見て取りました。ダビデには、サウルは「自分の目で自分にへつらっている」ように思えました。

. . そのようなサウルに仕えていて、ダビデは次第に身の危険を感じるようになります。しかし、ダビデは「主よ。あなたの恵みは天にあり、あなたの真実は雲にまで及びます」と歌うのです。そして「人の子らは御翼の蔭に身を避けます」(7節)。ここでダビデは「人の子らは、、」と表現することによって、主の恵みが自分だけのものではなく、神を知るすべての者に普遍しています(「彼ら」8節、10節)。

. . そして最後に、神を知る者たちが享受するすべては「あなたの恵み」であるとし、悪の温床が「高ぶり」にあることを心に留めて、「注いでください。あなたの恵みを、あなたを知る者に」と祈っています。

高知県・越知町の大樽の滝


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