こちらの「Ｑ＆Ａ」は、アーカイヴとして記録してある過去の「質問・回答」です。
2004年01月31日：「踏襲的ホーリネスとメソジスト的ホーリネス」について
Ｑuestion/0002:
こんにちは、主の御名を賛美します。今回は、踏襲的なホーリネスとメソジスト的ホーリネスのことです。IGMの５０周年誌「聖宣」に書かれていたことなんですけど、無自覚な踏襲的なホーリネス、また、メソジスト的ホーリネスとはどのようなもので、この二つはどう違うのでしょうか。
Answer/0002:
「踏襲的ホーリネス」とは、「踏襲」ということばが意味するように、過去の遺産としてホーリネスのメッセージを受継いでいるのですが、十分な理解、または、真摯な個人的な追及をしないで、ただ過去の遺産としてのホーリネスを「鸚鵡返し」に口にしているいるだけの姿勢・在り方のことです。それはまた、転機的な「全的聖め」の経験のみを強調し、日常のホーリネスの歩みを欠いたホーリネス運動となって現れています。
・それに対して、「メソジスト的ホーリネス」とは、転機的な経験も主張しますが、それと共に、その前後のホーリネスの歩み、即ち、真面目（メソジカル）な日常生活を伴ったホーリネスへの取り組みを意味します。真面目な日常の信仰生活とは、聖書を日々読んだり、礼拝出席を毎週確保するといった恩寵の手段をきちんと守る信仰の姿勢と関わっています。