- 会社を退職した後、自分が住む家をどうするかと
考えるとき50年まえに父が作った鳥取の家にすむことが出来たらいいと思っていました、
そのためには解決の必要なことがありました、その経緯を整理しながら記述してみたいと思います。
(このページは平成15年5月24日に掲載しました。)
近隣環境
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道路の向かいから家を見る(合成写真のため道路が曲がって見えます)、向かって三軒右はお寺です。
道路を右に20m行って、更に右に曲がり200m歩くと私の母校である鳥取県立鳥取東高校があります。
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お寺は大雲院と言う天台宗の名刹です。
改修工事雑感
T.なぜ新築ではなく改修を選んだか。
- 父が五十年前に建てた家の材料はそれ以前に味噌の工場を解体したときに出来た
古い良い材料が使用されており得がたいと言う思いと愛着があったこともその一つです。。
- 新築の住居プランを作りましたが、どうしても既存の家を残す改修プランの方に自分の気持ち
行きました。
U.どうすれば既存の建物を生かすことが出来るか(問題点)。
- 耐震性の向上。
- 木造の店舗建築であったため構造上、地震に抵抗できる壁が無かった(阪神大震災で被害の多かった形状)。
画面左、店舗の正面側には壁がない。
- 居住性の向上。
- 南側の店舗部分をL・Dにしたいと思ったが、道路に接しているので開放感が持てない。
- 工事費の確認。
V.Uの問題点を解決するための検討。
- 「わが家の耐震診断と補強方法」編集(財)日本建築防災協会、(社)日本建築士会連合会 を参考に自己診断。
下記を実施することにより「倒壊の危険あり」から「一応安全です」の判定になった。
- 耐震壁の増設。
- べた基礎。
- 屋根の瓦土を取り除き乾式工法として荷重を軽減(チェック項目外)P-9を見て下さい。
- 居住性の向上。
- 8m曳家することにより道路からD・Lまでの距離を確保する。
- 新築と改修とのそれぞれの工事費を概算し、比較して改修が新築と同等かそれ以下であることを
確認しまた。
- 普通の改修工事に比べ曳家工事費を加算しなければならない。
W.建物改修の方針。
- 耐震性の向上。
- 耐震壁の増設。
筋交いの入った壁を増設。
開口に筋交いを入れる。
- コンクリート基礎は床盤厚さ200mmダブル配筋のべた基礎。
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- 柱、梁接合部の補強。
- @柱を基礎にアンカーする。A柱、梁、筋交いを接合金物で固定する。
アンカーボルト、長いのが基礎に柱を固定するホールダウンアンカー。
コンクリート打設後、手前の長いのがホールダウンアンカー。
基礎の立ち上がり部分には切欠きなどを設けず、梁としての連続性を保ち強度を確保しました。
ホールダウンアンカーのカタログ。
コンクリート基礎と柱をつないで地震時に発生する柱の引き抜きに抵抗します。
ホールダウンアンカー。
柱、梁、筋交いの接合補強金物。
- 居住性の向上。
- 気密性、断熱性の向上。
- 開口部を断熱サッシ、ペアガラスとする。
- 床、壁、天井の断熱。
- 通風。
- 高齢化して活動機能が落ちた時への配慮、「福祉住環境コーディネータ検定 2級テキスト」を
参考にしました。
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- 手摺を設置・・階段、浴室、トイレ。将来廊下、玄関などに手摺を設置可能とするため壁下地、
取り付け柱の確認。
手摺。温水パネルヒーター(右壁下部)。入り口巾80cm。
脱衣室から浴室の手摺。入り口の段差なし。
3枚引き戸として入り口巾78cmを確保。
- 段差を無くする・・浴室、トイレ、廊下、和室、L・Dなど全ての部屋の入り口。
廊下→L・D→和室→廊下→便所は段差なし。
- 階段の踏み面の識別性を良くして踏み外しを予防。
ノンスリップ部分の色を変えました。手摺りを取り付けました。
- 各室間の温度差を少なくする・・寝室、和室、洗面・脱衣、便所を温水暖房。浴室暖房換気扇。
寝室のパネルヒーター。
- 将来一階のどの位置にでも便器等の水廻りを配置出来ること。
- 膝入れスペースのあるキッチンカウウンター。
巾木部には温水ファンコンベクター(暖房機)埋め込み。
- 低有害物質。
- 天然素材を使用・・珪藻土壁、鳥取で生産された因州和紙(因州とは鳥取県東部因幡地方のこと)
を壁天井に使用。
- 低ホルムアルデヒド・・クロス、のり、床、家具等の建材。
- 設備
- 自動点滅スイッチ・・便所照明、玄関外部照明。
- リモコンスイッチ・・寝室照明。
- 床暖房・・ガス給湯暖房機による。
- その他工夫したこと。
- 床下収納。
キャスター付台車に物を乗せて収納。
キャスター付台車が移動し易いように予めコンクリート床を金コテ押さえで平らにしました。
- インターフォン(台所への通路に設置)を壁に埋め込んで体が当たらないようにしました。
以前住んでいた所で通路の壁のインターフォンが肩に当たり落としたことがありました。
- 浴室、浴槽の断熱。
浴室と浴槽の断熱でお湯が冷めにく省エネルギー性が向上し、浴槽の底がいつまでも冷たいと
言うことか無くなり快適性が向上しました。
- 給湯配管と暖房用温水配管は標準より更に20mmの保温をしました、
洗面器などでお湯を出すときしばらく(冬で30分位)使わないでもお湯が出てきます。
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*P-1 改修前の建物、食堂部分撤去、植木移動 ……平成14年8月
*P-2 曵家パート1 ………9月
*P-3 基礎工事……………9月
*P-4 曵家パート2 …………10月
*P-5 屋根工事と耐震補強……11月
*P-6 内装工事……12月
*P-7 内装、外装工事・・・・平成15年3月
*P-8 内装、外装の完成写真……4月21日
*P-9 外構工事……4月26日
*P-10 改修工事雑感(このページ)……5月24日
*P-11 質問に答えて……11月22日