ゴジラ対自衛隊 〜映画の中の自衛隊〜

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GODZILLA

1998年7月日本公開。ローランド・エメリッヒ監督、トライスター・ピクチャーズ提供のハリウッド映画。フランスの核実験により誕生した怪物がアメリカを襲う! 日本版とは全く違う造詣・キャラクター性に日米のファンは戸惑い、強く非難された。また、通常兵器で殺すことができるという設定は日米ゴジラの最大の相違点である。確かに批判されることも多かった作品だが、モンスターパニック映画としては良質の作品で、ゴジラと間違われたでかいイグアナの話、としてみれば十分楽しめるだろう。日本ゴジラのミレニアムシリーズとは関係のない作品だが、この映画がミレニアムシリーズがスタートするきっかけとなり、後のゴジラ作品に与えた影響も大きい……と思う。




ゴジラ ザ・シリーズ

1999年から2000年にかけてアメリカで放送されたTVアニメシリーズ。ローランド・エメリッヒ監督のGODZILAの続編としての位置づけになっている。マジソン・スクウェア・ガーデンで破壊されずに残っていたゴジラの卵から、ゴジラの幼体が生まれる。ゴジラの子供は、居合わせた生物学者を親だと思い込み、ともに世界の平和のために戦う。DVDは2014年のハリウッド版ゴジラの公開に合わせて発売されたが、日本では未発売のため、リージョンコードが異なり、日本語字幕・吹替えなども用意されていない。




GODZILLA

2014年7月日本公開(全米公開は5月)の2作目のハリウッド版ゴジラ。ゴジラのデザインを根本から変化させた1998年版と異なり、ビジュアル面でも日本番ゴジラのそれを踏襲している。10年ぶりに復活したゴジラとして期待された作品であり、期待を裏切らない出来栄えが絶賛された。ただし、ゴジラの登場時間は10分程度と、ストーリーの中心は、人間とムートーの戦いとその中で繰り広げられる人間ドラマである。




ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

日米ともに2019年5月に公開された2014年版「GODZILLA」の続編。怪獣王ゴジラと宇宙怪獣モンスター・ゼロ(ギドラ)の壮絶な死闘が繰り広げられる。ラドンやモスラなど日本の人気怪獣も登場し華を添える。激しいバトルシーンとともに家族の絆をテーマにした作品となっている。怪獣同士のバトルに大きく時間を割いたことで作品に対して評価が分かれる作品にもなったが、「今までゴジラ映画をどう捉えてきたかによって評価が大きく変わる」作品という意見が正しいかもしれない。




ゴジラVSコング

日本では2021年7月に公開された『モンスターヴァース』の第4作。ハリウッド版ゴジラの『GODZILLA(2014年)』『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年)』と『キングコング:髑髏島の巨神(2017年)』の続編である。怪獣によって世界は大きな被害を受けた。巨大怪獣のルーツを探る中、再びゴジラが出現し人類を脅かす。人類は、ゴジラとの因縁を持つコングを髑髏島から連れ出すが……。日米の二大怪獣が激突する。ハリウッド版ゴジラの前2作より一層ハリウッド色が強くなったと感じる作品。


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