α撮影記 花火 at 浜坂ふるさと夏まつり 2013(2013.07.14)

撮影日:2013.07.14(Sun.)

2013年 2014年 2015年 2016年 2017年

2013年、1発目の花火大会

 今年もやってきました花火の季節。2012年は、東郷の水郷祭と千代川の市民納涼花火大会。たぶん、千代川のは今年も行くと思いますが、できれば去年とは違うやつに行きたいなぁ…と思って、白羽の矢が立ったのが浜坂の花火大会でした。

 実は、私自身、浜坂でこんな花火大会があったのは知りませんでした。なので、もちろん、今回が初めての参加となります。その割に、下調べもなしで、ぶっつけ本番で、しかも到着が19:45頃と始まる15分前という強行スケジュールで挑みましたが、まぁまぁなんとか物にはなったかなぁという感じです。

 花火の質としては、特に前半戦はかなり間が抜けます。打ち上がってはしばらく時間が経ち、そしてまた打つとしばらく時間を待ち…という感じで結構白けるぐらい待たされます。撮影者としては、チェックがいろいろとできるのでいいんですけど…。逆に、打ち始めると単発花火も続けて打つので、前のが消える前に打ち上がってしまい、芯部分の打ち上げ軌跡を撮ろうとすると、前の残骸が写ってしまい…という残念なところもありました。

撮影ポジションはあんまり良くは無いが漁港らしさを

 通常、ここの花火大会は浜坂海岸の砂浜で見ることが出来るというのがセオリーのようですが、あちらまで行くと駐車場をどうするのか…という問題もありますし、またさらに帰りをどうするかなぁという事もあったりしたので、地図のような恵比寿神社前の道路の歩道部分で撮影しました。

 打ち上げ位置から撮影場所は、北東方向で、距離は400~450m前後(Google Map測量)。風は、概ね西側からの風だったようで、撮影に影響するほどではありませんでした(意外と砂浜側の方が問題だったかな?)

 画角的には、これまで撮影した花火の中でも最も近かったこともあり、APS-Cで20~25mm程度で足りる感じでした。ただ、千代川なんかと比べると思いのほか打ち上がる位置が低い感じは受けました。

講評

設定に焦る自分…

 やはり、キッチリセッティングは抑えておいた方がいいですね。到着15分前ということで、ドタバタしました。なので、次回の自分の為にも、ここにメモを残しておきます。

※あくまでこの設定はα55での個人的な目安です

モード

 マニュアルモードで、シャッター速度はバルブモードでF値は8~13程度。シャッター速度の変更は、Mモードでダイヤルを回せばいいが、絞り値は通常の露出補正と同じように「+/-」のボタンを押しながらダイヤルを回せば変更ができる。

ピント

 ピントは無限遠マーク「∞」に合わせるが、手持ちのSIGMA 17-50mmは、∞よりもやや外側っぽい。20mm程度の画角であれば、被写界深度は深いので、何か確認できるものでピント位置を合わせた方がいい。

 また、フォーカスはMFで固定するが、レンズ側でのみのMFはちょっとしたときにフォーカスリングが動いてしまう可能性があるので、レンズ側のスイッチをMFにしてピントをあわせた後、本体側のスイッチ(レンズマウントつけ根部分)をMFに、レンズ側のスイッチをAFにすれば、レンズ側ではフォーカスリングがロックされる。

ISO感度

 もちろん、ISO-100で。

絞り値

 単発の花火の場合、F8程度。いくつかの花火が重なるようだと、F10~F11ぐらいでいいような感じ。連続の尺玉でも、4~5秒程度の露出であれば、F10~F11で十分。

 実は、恥ずかしながら、「あれ?、本体側でAFとMFの切替ってどうするんだっけ?」「Mモードで、絞りってどうやって変えるんだっけ?」というのは、そこでやりながら探り探りでした。普段、AF・MF切替スイッチとか、Mモードとか使わないしね。。

比較明合成という選択肢

 実は、私もつい最近知った技なのですが、Photoshop Elementsなどの画像編集ソフトでは、「比較明合成」という技があります。あんまり、私もこの手のことについてはあまり詳しくないのですが、要は、「写真を重ねていったときに、最も明るいやつを優先して重ねましょう」という機能です。

 今回作った最もシンプルなものだと、3枚の写真を重ねていくと、こんな写真になります。

 一気に華やかな写真ができます。実は、この写真を1枚のカットで撮影しようと思うと、大概は露出オーバーになって上手く撮影できないんですよね。でも、比較明合成だと最も明るいものが優先されるので、明るい部分が重なっても、白飛びしてしまうということが無いんです。

 なので、個人的には、スターマインを簡単に綺麗に撮ろうと思ったら、単発ぐらいの少し明るめの設定で、短めに細かく撮影して、それを比較明合成していった方がいいような気がします。

たぶん、比較明合成じゃないと表現できない花火写真

 実は「比較明合成」を使うってセコいのかなぁと個人的には思っていたのですが、これまで何度か撮影してきて思うのは、比較明合成じゃないと表現できない花火写真っていうのがあると思うんです。特に下のようなキラキラ光るタイプのものって、普通の撮影のように長時間露光すると、光った部分が線になってしまうだけで、キラキラ感が無いんですよね。それを、明るめで短く撮影してキラッと輝く写真と、線になった長時間露光のものを合わせると、なかなか撮れなかった写真を作ることが出来ます。

 今回は、自宅でいろいろとやりながら気づいたところもあるので、次回はそのあたりも気にしながら撮影してみたいと思います。

2013年 2014年 2015年 2016年 2017年

関連記事

松江水郷祭湖上花火大会

さぁ、今週で実に3週連続の花火大会。何気に、花火を撮影をし始めて、かれこれ5年以上になるけど、3週連続の花火大会参加は初めてな気がするな。そして、その3週目に選んだのが、私の中の今年のメイン花火大会でもある…

香住ふるさとまつり海上花火大会

 2016年の花火大会、第2弾は香住の花火大会。去年、初めて参加をした香住の花火大会ですが、ここの花火大会は打ち上げ数は多くは無いのですが、とにかく迫力満点だというのが…

浜坂ふるさと夏まつり花火大会

 さぁ、今年も花火の季節がやってきました。実は2013年から今年で4年連続の参戦。実は、最近は「練習試合的な花火大会」というポジションの方が色濃くなってきています。

花火 at 浜村温泉貝がら節祭り大水中花火大会

 2015年第3弾の花火大会は、旧気高町・浜村の花火大会に決めました。この花火は、平日の夕方開催で、しかも魚見台から迫力のある花火が撮れるのでは?と気にはなってました。

みなとこうべ海上花火大会2014

今年はそろそろ、鳥取から飛びだして大きな規模の花火大会に参戦したいなぁと考えていましたが、そこで気にはなっていたのが神戸。神戸の場合は、夜景と一緒に撮影ということも…

千代川納涼花火大会2013

 実は今回、ガッツリ撮影しに来た…というよりは、飲み会の合間に来たという感じだったので、ポジション取りなんて言っている感じではありませんでした。

Photo Repo.2018 東三瓶ポピー祭船上山さくらまつり由志園 冬のライトアップイルミ2017 カメラ生活を振り返る2017鳥取砂丘イリュージョン鳥取しゃんしゃん祭 香住ふるさとまつり会場花火大会 浜坂ふるさと夏まつり花火大会船上山さくらまつり大阪空港 at エアフロントオアシス大阪空港 at 千里川土手 2016 カメラ生活を振り返る2016砂丘イリュージョンⅩⅣ鳥取しゃんしゃん祭松江水郷祭湖上花火大会香住ふるさとまつり海上花火大会浜坂ふるさと夏まつり花火大会結婚式・披露宴の撮影に挑戦2016しまね花の郷 春のモデル撮影会船上山さくらまつり冬のフラワーイルミネーション’162015 カメラ生活を振り返る2015 砂丘イリュージョンⅩⅢ・砂の美術館 鳥取しゃんしゃん祭り 浜村温泉貝がら節祭り花火大会 香住ふるさとまつり海上花火大会 浜坂ふるさと夏まつり花火大会 船上山さくらまつり 冬のフラワーイルミネーション’15 2014 カメラ生活を振り返る2014 鳥取砂丘イリュージョンⅩⅡ 紅葉の旅 at 北野天満宮 紅葉の旅 at 嵐山/天龍寺 紅葉の旅 at 金閣寺 紅葉の旅 at 清水寺 結婚式・披露宴の撮影に挑戦2014 みなとこうべ海上花火大会浜坂ふるさと夏まつり花火大会 夜景 at 神戸・摩耶山掬星台 あじさい花まつり at 大聖寺 美保基地 航空祭 船上山さくらまつり たんとうチューリップまつり 夜桜の旅 at 久松公園 2013 カメラ生活を振り返る2013 鳥取砂丘イリュージョンⅩⅠ 備北丘陵公園イルミネーション 紅葉の旅 at 播州清水寺 紅葉の旅 at 最上山公園もみじ山 水と緑のオアシスとっとり Day.2 水と緑のオアシスとっとり Day.1 千代川納涼花火大会 浦富海岸岩美花火祭り 浜坂ふるさと夏まつり花火大会 とっとり花回廊 大阪空港 at スカイパーク 大阪空港 at 千里川土手 夜桜の旅 at 鹿野城跡公園 2012 鳥取砂丘イリュージョンⅩ 紅葉の旅 at 奥津峡&恩原高原 千代川納涼花火大会 披露宴撮影にチャレンジ Part.2 東郷湖水郷祭花火大会 ひまわり畑 at 佐用町宝蔵寺 あじさい at 出会いの森&あじさい公園 カキツバタ at 又助池 桜の旅 at 津山城 夜桜の旅 at 袋川 披露宴撮影にチャレンジ Part.1 2011 鳥取砂丘イリュージョンⅨ 紅葉の旅 at 啐啄園 紅葉の旅 at 安国寺&高源寺