. . 文学青年であった父の若き時代の「詩集」です。結婚後は俳句を詠むことに専念していたようですが、若い時代には、多くの詩を書き綴っています。
父が生きていたら、このような形態で公表することを止めたかも知れません。しかし、今は天の主イエスの御許にあって苦笑いしていることでしょう。若い頃の父の詩には、失恋、望郷、義憤、孤独、、、といった, 青年期に私たちが経験する様々感情が表白されています。
父が生きていたら、このような形態で公表することを止めたかも知れません。しかし、今は天の主イエスの御許にあって苦笑いしていることでしょう。若い頃の父の詩には、失恋、望郷、義憤、孤独、、、といった, 青年期に私たちが経験する様々感情が表白されています。
. みずはじっとして
. ながれようともしない
. 岸のやなぎの枝は
. いくすじもながく水面に垂れて
. 緑の若芽が
. みな幸福そうに
. 微笑んでいる
. 幾列ものめだかが
. 水のなかで
. 春の行楽を貪っている
. . . . . . . . . . 1927/03(父・21歳)