今さらながら、カーナビAVIC-HRZ099にiPhoneを接続
(2012.06.02)

今さらですが、要は動画を再生したいんです

 2008年11月に購入したカーナビ(カロッツェリア・AVIC-HRZ099)なのですが、購入当初から不満を持っていたのは、DVDの再生機能。理由が分からないのですが、普通の市販DVDを再生するのは問題ないのですが、DVD-Rに焼いて再生をすると途中でエラーが出たりしてまともに再生できないんです。なので、ライブDVDなんかを見たくても、仕方なくオリジナルの原盤DVDを車に積んで再生をしていました。

 それに、DVDに焼くほどじゃないけど、ちょっと見たいなぁっていうのも面倒だし、それをDVDに焼いたとしても上手く再生できないし。なので、ちょっと何かいい方法がないかなぁと模索しとりました。

うまく再生できるのかね?

 で、そこで白羽の矢が立ったのが、iPhoneとの連携です。正しくはiPodとの連携ですが、実は購入時点から連携できるのは知っていました。ただ、当時はiPhoneすら持っていなかったし、必要性を感じていませんでした。

 それに、その後、iPhone3GSを購入したのですが、こちらにもあるように、そもそもAVIC-HRZ099ではiPhone 3GSが非対応と書いてある一方で、「いや、問題ないよ」というコメントもあるし、そしてケーブルの取付け自体どうするんだよ!ってのもあって、ここまでずるずるなっていました。

 なのに、なんでここにきてこの話題が盛り上がってきたのかというと、車の買い換え。あと2ヶ月でCX-5も来るし、もし使えるならiPhoneを接続したい。しかも、逆にコルトプラスに対する愛着も無くなってきたので、まぁ多少傷が付いたってやってしまおうか!という決心がついたというのもあります。

まずはケーブルを用意

 接続するためには、ケーブルが必要!!ということで、ケーブルを購入しました。AVIC-HRZ099の発売当初は、CD-I020という型番だったようですが、今ではCD-I021という型番になっているようです。USBの取り込み用ケーブルもそうでしたが、思っているよりも太いです。テレビの5Cケーブルよりも太いかも知れません。

 
  Amazonで購入。4,000円なり。

取付け手順

まずは、センターパネルを外す…のだが

 こういうインターネット時代の嬉しいのは、こういったオーディオなんかをいじろうと思ったときに、パネルの取り外し手順なんかが簡単に調べられるということですよね。今回は、みんカラなどを参考にさせていただきました。

 まずは、ダッシュボード上のセンターパネルを外すところから始まるハズなのですが、これが結構外れません。ドライバーをかませようにもどこに入れるんだ?ってな訳で。それでいろいろ検索してみると、『助手席のグローブBOXから手を入れるとクリップが止まっている位置に手が届くので、それを押し上げると外しやすい』とのこと。それならと、グローブBOXの外しにかかるのですが、これが意外と難しいです。

 左側のツメが可動式方式になっていて、回転させると動かして外すことができます。簡単そうに書いていますが、私自身、この作業だけで10分ぐらいは費やしてしまいました。

あれ?手が届いたよ?

 さて、グローブBOXが開いたので、これで手が届きます。と、ふと疑問が…。

 センターパネルの下に手が届くってことは、カーナビの背面にも届くんじゃないの?

 そう思って手を伸ばしてやると、明らかにカーナビの配線と思われる感触が…。これなら、わざわざ全部パネルを外して取付ける必要は無いんじゃないの?

 手の感触とカーナビの取付け説明書を見ていくと、意外とすぐそこでした。黒い塊のようなのがiPhoneとの接続ケーブルで、その手前の線がラジオ用のアンテナケーブルです。向きさえ間違えなければ、十分感触だけで指すことはできます。

動作確認:音楽・思いのほかすんなり動きました。

 ケーブルがつながったということで、早速再生をしてみます。これが思いのほか簡単に、すんなりとできました。

 特別認識エラーが出るわけでも無く、接続中は充電も出来ています。なので、これからはシガライター側でスマホを、このケーブルでiPhoneを充電という風に分けて考えることが出来そうです。

 もちろん、カーナビ本体の時のようにジャケット映像は出ませんが、音もなかなかいいです。おそらく、音楽については普通に聞く分には、カーナビ本体の方に取り組んで使うと思いますが、ライブ終わりでプレイリストを作って再生しながら帰りたかったり、急ぎで聞きたい時なんかは結構使えそうな気がします。

動作確認:動画・動画は再生できるが、いろいろと問題が…

 この音楽の画面から、『ビデオ』というところをタッチすると動画を再生することができます。

 ある意味、予想外だったのは、iPad2が接続できたこと。そして、iPad2の方が、アスペクト比なんかも正しく綺麗に再生できました。しかもさらに、YouTubeも再生可能。これには驚きました。

 そして、問題だったのはiPhone 3GS。とりあえず、再生したいというだけなら何の問題も無いようですが、きちんとしたアスペクト比で綺麗に見たい!!となるといろいろと考えないといけないようです。

 いろいろと試してみて分かったのは、iPhone 4などは分かりませんが、iPhone 3GSの場合、16:9動画の上下にレターボックスが付いて、その状態のままカーナビに出力されてしまいます。


iPhone 3GSで16:9動画を再生したイメージ。上下にレターボックスが入るんです。


接続したカーナビでの再生状況。レターボックスを含んだ部分が16:9動画になる。
なので、かなり横に潰れたような動画になってしまう。

 iPadではこのようなことはならないので、もしかしたらiPhoneだけなのか、それともiPhone 3GSまでのことなのか…。これは結構な問題ですな。まぁ、今のところはiPadの方が正常に動作するのでいいですが、場合によってはiPodを調達するかなぁ…。