Nexus7 2013 & BIC-SIM & Qi充電器(2013.09.16)

(追記:2013.12.01)

なぜ、7インチタブレットに手を出したのか?

 元々、タブレット自体は、2011年4月にiPad2を購入していた。ただ、iPadの最大の弱点は、何よりもその大きさと重さ。特に重さに関しては、3Gモデルが613gもある。これにケースなんかを付けてしまえば、さらなる重量増になる。そのため、どこか持ち出すのには結構ためらってしまうほど大きい。カバンによっては入らない。なので、時間を追うごとに使用頻度が激減していった。

 さらには、2012年11月に導入したGalaxy Noteが、iPad2の使用頻度を大きく下げてしまった。そのため、逆にiPadを使うとすれば、プレゼン的に使うことがあるケースと、iOSでしか登場していないF1のライブタイミングのアプリを使う時だけになってしまった。

 しかし、それだけなら、何もダブレットを買うキッカケにはならない。もう1つの理由は、GALAXY Noteすら、ポケット携帯しなくなったことだ。これは、決してGALAXY Noteが大きいからとか、そういう理由ではなく、2台持ちの結果、そんなにしょっちゅうスマホを見ることがないのだ。なので、そうなるとポケット携帯しないのなら、Galaxy Noteの大きさにこだわる必要もない。やはり、ガッツリとネットをしたいときも、マップを見たいときも、何をしても少しでも画面が大きいに越したことは無いからだ。

 そんな折りに、あとで紹介するMVNOの存在を確認したことで、一気にSIMフリータブレット購入に気運が流れていき、そのタイミングにちょうど新型Nexus 7 2013が登場したことも重なり、勢いに乗って購入しました。

 ちなみに、これだけ見るとポンポン変えているように見えますが、実はほとんど負担無しで乗換えています。
 Xperia acroの際は、Softbank(iPhone 3GS)→au(Xperia acro)をiPhoneの2年縛りが解けるタイミングで、機種代金一括0円で購入しています。
 さらに、Glaxy Noteの際は、au(Xperia acro)→Galaxy Noteへの乗り換えを、MNPで機種代金一括0円+30,000円分のポイントで、au2年縛り違約金+docomo事務手数料以上の見返りがあったので、実質プラスです。

やはり7インチはそこそこ大きい



 左のGALAXY Noteが5.3インチ、右のNexus 7が7インチ。Nexus 7の方が、ベゼル部分が広いので、単なるインチ感よりも大きく感じます。左隅がきちんと保護フィルムが張れていないですが、そこは気にしないでください。

既Androidユーザーはとっても簡単

 すでに、Googleアカウントを持っているAndroidユーザーなら、設定もすごい簡単です。Googleアカウントを入れるだけで、あとは自動的に他のAndroidにインストールしているアプリが自動的にGoogle Playからダウンロード&インストールされていきます。なので、いきなりにまっさらの所から…というめんどくささはありません。

 確かに、厳密にいえば、各アプリごとでTwitterやFacebookのアカウント入力は必要ですが、それさえこなしていけば何の問題もありません。アプリの使い方も、スマホの画面がそのまま大きくなっただけ、という感じなので、同じアプリでもiPhone版とiPad版で操作性がちょっと違うというようなことはありません。

MVNOって何ぞや?

 さて、ある意味、こちらもメインであるMVNOです。

 そもそも、MVNOというのは、Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略で、docomoなどの通信事業者から携帯電話の基地局などのインフラを借りて、携帯向けサービスを提供する事業者のことです。

 MVNOは、通信速度や通信容量に制限をする代わりに、月額料金を抑えたサービスを提供したり、回線の混雑が少ない日中のみ通信速度が速く、回線の混雑する深夜時間帯については通信速度が遅くすることで料金を下げるなどの工夫を行っているほか、1つの契約で利用可能なSIMカードを複数枚用意するなど、MNOが行っていないサービスを提供することにより、さまざまな形でサービスに付加価値を提供しています。

 『MVNO』で検索してもらうと、いろんなサイトで紹介がされているのでそちらをご確認ください。分かりやすいのは、『あなたも月額490円でスマホが持てる!?今話題のMVNOって一体何?(料金節約術)』で流れをすべて紹介してくれています。

 で、なぜ私がMVNOを選んだのかというと、それは

 とにかく安い

 ということです。

 通常、docomoでもパケット定額に入れば、7GB上限で5,985円/月、2GB上限で4,935円/月は必要となります。iPhone向けについては、4,500円/月程度のプランもありますが、結局基本料金なども加算していけば、そこそこな金額になります。

 では、そのMVNOになるといくらになるのかというと、今回私のプランだと、

 945円/月

 です。なんという衝撃的な安さでしょう。

 しかも、MVNOの契約は月単位。さらには2年縛りもないので、途中解約も可能です。

 ただ、1つだけ欠点があるとすれば、使用できる容量。私のプランだと、500MB/月です。500MBなんて足りるの?と思うかも知れませんが、事実、ここ数ヶ月ほどは、私は500MB程度しか使っていないんです。家に帰るとWi-Fi環境もあるので、なおさらです。

 しかも、もし500MBで足りないと思えば、1,974円/月のプランにすれば2GBも使えます。実にdocomoの約2/5程度の値段です。しかも、これらのプランは月単位で変更も可能です。

 今回、私の場合は、BIC-SIMという商品にしました。その名からも少し分かるとおり、ビックカメラが販売しているSIMです(といっても、正確にはIIJmioのビックカメラ版といった感じ)。他にも、OCNとかb-mobileとか沢山あるので、自分にあったものを選ぶことが大切です。私の場合は、いつもよく見ている「家電's walker(BS11でH25.8.22放送)」で紹介されていて、「これだ!」と思って決めました。

十分に理解をしないと失敗することも

 すごい、いいことばかりのように感じるかも知れませんが、きちんと内容を理解していないと失敗しますので気をつけてください。

①MVNOで利用できる端末は、SIMフリー機種またはdocomo携帯

 基本的に、MVNOが扱っている回線は、docomo回線を利用していることが多いです。難しいことを言えば、auの場合は採用している通信方式が異なるので、大概は使えません(最近は使えるようになってはきているようですが…)。さらにsoftbankは、通信方式はdocomoと同じなので原理的には使えるものの、softbank側がSIMロックをかけているので、使えないことになります。

 ちなみに今回のNexus 7は、SIMフリーの端末になります。最近では、Nexus5などのAndroid機はもちろんのこと、iPhoneもSIMフリー端末が出ています。ただ、iPhoneのSIMフリー版はメチャクチャ高いので、どうかと思いますが…。

②基本的にはデータ通信のみ

 一般的にスマホの場合、データ通信と通話通信の2つがありますが、MVNOで使用できるのは、ほとんどのものがデータ通信のみのものです。そのため、私のように2台持ちをしていて、スマホはデータ通信しか使わないという人にはいいのですが、1台持ちで通話もしたい人には不便です。一部では通話も可能なものも発売されているようですが、まだ主流ではないといえます。

③通信容量一杯で使えなくなるわけでは無い

 これも結構勘違いされそうなところですが、私の場合は500MBのプランですが、500MBを使い切ったからといって、それ以上使えなくなるのか?というとそうではありません。あくまで、500MBというのはLTE(docomoだとXi)の高速回線を使った回線であって、3G回線は別になります。なので、500MBを越えたとしても3G回線の200kbpsでつなぐことは出来ます。YouTubeなどをは無理でしょうが、普通にメールやTwitterぐらいは問題ないでしょう。

では、BIC-SIMを試してみる



 先にも述べたとおり、今回はBIC-SIMというIIJmioのサービスにしました。実は1,000円ぐらいの同じ内容のものはいくつかありましたが、このSIMにはWi2 300という公衆無線LANサービスが、通常だと380円/月するものが、無料で使える特典が付いているんです。

 Wi2 300というと何だろう?と思うかも知れませんが、鳥取でもマクドナルド、モスバーガー、ローソン、auショップ、ウェルネス、オートバックスなどなどさまざまなお店のWi-Fiスポットとして設置されています。なので、わざわざ自分の回線を使わなくても、Wi-Fiで接続できます。

契約はIIJmioのサイトで。あとはNexus 7にSIMカードを挿すだけ

 BIG-SIMと言いながら、先にも述べたとおり、IIJmioの商品なので、契約はUUJmioのサイトで行います。契約といっても、必要事項を入力してクレジットカードの設定をするだけという、ネットショッピングと同じような感覚。契約確定してしまえば、数分で接続が可能です。



 SIMカードを挿して、再起動するだけで、何の問題も無くdocomoの回線に接続できます。驚くほどシンプル。

GALAXY NoteではAPNの設定が必要

 Nexus 7と同じような感覚でGALAXY NoteにSIMカードを挿しても接続できません。

 一見、つながっているようにも見えますが、Hの表示もなく、繋がっていません。

 いろいろと確認してみると、APN(アクセスポイントネーム)の設定変更が必要とのこと。つまり、BIC-SIMを指しても、どこにアクセスするのかの設定がdocomoのままではダメで、IIJmioに設定をしないといけないようです。といっても、設定項目は4項目ぐらいなので、そんなに手間はかかりません。

 APNの設定をしたら、無事、Hのアイコンが出てきました。Wi-Fiを解除した上で、いくつかアプリを起動してみましたが、きちんとネットワークに接続できました。これで無事に使えそうです。もう1枚、BIC-SIMを買おうかなぁ。

”Qi"って何て読むか知っていましたか?

 そして、もう1つ余談話があります。

 これ、何だと思いますか?。スマホスタンド!?。正解でもありますが、ただそれだけではありません。

 無接点充電とか、ワイヤレス充電とかと言われていますが、今までのようにmicroUSBを指して充電するのではなく、専用の充電器に乗せておくだけで充電が可能になる技術です。

 これ、Qiという規格なのですが、皆さん読めますか?。キューアイ?。

 実は、「チー」と読みます。私もつい最近知りました。

 で、なんで今、そんな話が出るかというと、このNexus 7はQiに対応しているんです。つまり、いちいち充電ケーブルを指さなくても、このスタンドに立てかけておけば、充電してくれます。



 今回購入したのは、マクセルのWP-QIST10BKというモデル。本来はスマホ用の充電器なのですが、写真のようにNexus 7でも十分使うことが出来ます。どうやら、Nexus 7は中央部に充電部分があるようです。