分断的・断続的私の大峯奥駈道   紀伊半島・縦横
大峯山脈は、近畿の屋根でもあり、紀伊半島の背骨でもあり、人文的には、山岳宗教・修験道の聖地である。私は現役引退後にこの山々に目覚めたが、到底一度で完全に辿る勇気が無いまま今日まで無為に見過ごしてきた。
親友の意欲的な牽引と、暖かい配慮のお蔭で、平成17年5月に、大峯の精髄と言われる「弥山から太古辻」まで歩かせて頂き感動した。これに意を強くして、分断的且つ断続的ではあるが、なんとか完全に近く歩かせて頂きたいと心に決するものが芽生えた。その断続的・分断的な記録である。
平成17年6月1日

平成19年5月21日私は大普賢岳から弥山への奥駆道を歩行し行者還岳を経て、一の多和から次の分岐点まで歩くことにより、分断的であるが、「大峯奥駆道」を全ルート完遂したことになり実に感慨無量である。やはり大自然そのままであり、再び挑戦したいと言う思いが強くある。

大峯山「南奥駆道」新聞寄稿文

番号 始点 終点 登山日 下山日 記録ホームページ 備考
1. 吉野・青根ヶ峰ー五番関結界門 五番関(結界) 平成18年4月21日 平成18年4月21日 関西の山々C 青根ヶ峰・四寸岩山・大天井岳。厳冬と幻想の樹氷に遭遇。積雪5センチ。零下5度の登山。
2. 洞辻小屋 山上ヶ岳 平成10年6月5日 平成10年6月7日「小文庫」月山会記録U 洞川から登山
3. 大普賢岳ー行者還岳 奥駈道出合い 平成19年5月21日 平成19年5月21日 関西の山々D 和佐又から
4. 奥駈出合い(弥山) 弥山 平成17年5月24日 関西の山々C 行者還トンネル西口
5. 弥山ー八経ガ岳ー仏生ガ岳 太古辻 平成17年5月25日 平成17年5月26日 関西の山々C 前鬼下山
6. 南奥駈道・@ 前鬼口 持経小屋 平成18年5月28日29日 関西の山々C 前鬼・小仲坊から持経小屋
7. 南奥駈道・A 持経小屋 上葛川 平成18年5月30日 関西の山々C 持経小屋から上葛川まで
8. 南奥駈道・B 上葛川口 玉置山 平成18年5月31日 関西の山々C 上葛川から玉置山と宝冠の森
9. 南奥駈道・C 本宮大社 新宮・速玉大社 平成18年6月1日 関西の山々C 川の熊野古道
10. 玉置山ー五大尊岳ー大斉原 熊野本宮 平成16年12月21日 平成16年12月22日 関西の山々B 神社ー本宮辻

数字赤色は登山済み