カミ・神・ゴッド
21世紀は日本のカミ-ー森羅万象共存の精神で救われる。
@日本の神様は戦後の日本人や外国人に誤解されている。ここに真の戦後日本の大きい誤りがあると思う。それは、いい悪いは別として日本の創生は縄文からのカミ、ガミと共にあるからだ。日本のアイデンティティそのものであるからだ。そして、日本のカミ、ガミは我々の先祖の事でもあるのだ。死ねばみなカミとなるのが日本のカミ様なのだ。
肝心な事は、日本のカミは西欧神、ゴッドと概念が異なる事を確り認識しなくてはならぬ。これは日本人も外国人も誤解している。ここに原点がある。西欧神ゴッドは一神教の神である。日本のカミは前述のように森羅万象に感じたカミで、感謝と自然崇拝のカミである。カミは天皇と結びつかない。
Aアングロサクソン、特に米国主導の市場経済は一神教民族だ。アラブでもイスラエルでもユダヤでも一神教は排他的で異教徒を徹底的に弾圧するのは歴史が示す。中東の現状とか米国市場経済の在り様を見るとそう思える。日本のカミ様は、自然崇拝である。森羅万象すべてにカミを感じて尊敬し平和的である。すべての存在そのものを受容する。この心、即ち日本の和こそ人類を、世界を救済する21世紀の主たる精神とならねば人類は救い難い。
平成14年6月3日 徳永圀典
B私の、過去のカミ、ガミに関する新聞への寄稿等を纏めた。