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岡山国際サーキットガイド Part.6 撮影スポット編③
(最終更新:2016.06.12)
綿密な計算をした上で、どこでどういう写真を撮りたいのかをイメージしておかないと、移動している時間も無駄ですからね。一様、2013年・2014年と何度か足を運んで、大体分かってきたようなつもりではいますし、このHPでもちょこちょこ紹介はしておりますが、ちょっと自分の中での整理も含めて、撮影スポットを整理しておきたいと思います。
11.マイクナイトコーナー[難易度:★★★]
①撮影穴で狙う①
岡山国際屈指の高速コーナー。なのに、結構近くで狙えるので、ただただ見ているだけでも迫力があるポイントです。

岡山国際では、このように随所にバリケードのようなものが設置されている。

上下2段の撮影窓があるので、下から狙う人は前列で座って、
上から狙う人は後方で経って狙う事が可能です。

実は、一部だけフェンスがない部分があるので、ここで流し撮りすることも可能。
確かにここにも撮影窓があるのですが、実際に撮影ができるのは、そこから2mぐらいの位置なので、なかなか撮影がしづらいです。
このポジションの撮り方の1つは、ホッブス立ち上がりのマシンと撮って、奥行きを出す感じ。結構前面からこれだけのローアングルって、意外とありそうで無いと思います。
あともう1つは、マイクナイトを流す撮り方。以前は、正直「あまり面白くないなぁ」と思っていましたが、久しぶりにここで撮影してみると、意外と200mm以上の望遠があればいい感じの流し撮りが可能です。しかも、SUPER GTだと車体が擦れて火花まで映ります。
焦点距離 | 【4輪】35mm換算450~900mm前後(APS-C:300~600mm前後)※構図にもよります 【2輪】35mm換算1,200mm前後(APS-C:800mm前後) |
メリット | ・岡山国際屈指の高速コーナー。見ているだけでも大迫力 ・構図はそこそこ選べる ・定員は15~20名と比較的多い(下段は座って、上段は立って)ので、場所取り不要な場合も多い ・南側から北側を狙う形なので、時間帯の制限を受けにくい(午前午後ともOK) ・ホッブスの立ち上がりから見えるので、マシンを狙いやすい ・バトルを狙うにはなかなかいい構図 |
デメリット | ・有名な撮影ポイントなので混雑必至!! ・午前中は日陰になるので、春や秋は寒い。しかも、トイレまでの距離が微妙… ・1コーナー方向の駐車場からは一番遠い場所 ・最寄りに場内放送のスピーカーが無いので、レースの状況が掴みにくい |
マイクナイトのいいところは、割と場所取りをしなくても狙えることが多いです。なので、グリッドウォーク参加後に移動してきて…という場合でも撮影ポイントが残っている事も多いです。
②撮影穴で狙う②
続いて、少し最終コーナー寄りの撮影穴から狙うことができます。
ただ、ここの撮影穴も、ヘアピンのところと同様に、普段は緑のネットがしてあって、オフィシャルカメラマンが来ると捲るといったところです。
ちなみに、ここでの撮影は、膝をつくか、しゃがんで撮影しないといけないので足が痛いです。なので、携帯用の椅子とかがあると撮影が楽になると思います。
なかなかこれだけ低い角度で撮れるポジションって、国内のサーキットでも無いと思うんですよね。強いて言うなら、右下に映り込んでいる、スポンジバリアがちょっと邪魔かなぁ…というところです。
焦点距離 | 【4輪】35mm換算750mm前後(APS-C:500mm前後) 【2輪】35mm換算975mm前後(APS-C:650mm前後) |
メリット | ・この構図はここでしか撮れません!!迫力満点です |
デメリット | ・定員は2~3名。ただ、撮影する体勢がシンドいので、いい画が撮れるのにそれほどは混まない。 ただ、ビッグレースほど混雑するので、早めの場所取りが重要。 ・午前中は日陰になるので春や秋は寒い。 ・緑のネットが除去してあるかどうかは運次第… ・意外とホッブスコーナーが死角になりやすく、次にどのマシンが来るのか分かりづらい (マシンが来ていたとしてもピットインの場合も多い) ・最寄りに場内放送のスピーカーが無いので、レースの状況が掴みにくい |
③フェンスをボカして撮影する
先の12-02のマイクナイト脱出の撮影穴よりももう少し最終コーナー寄りのポジションになります。
なぜ、このポジションなのかというと、12-02で邪魔になるスポンジバリアが無いので、マシンをかなり低い角度から撮影できるということ。ただ、フェンスが斜めになるので、映り込みやすいというのが難点です。
この場所に撮影窓があったらい完璧なんだけどなぁ…。
焦点距離 | 【4輪】35mm換算600mm前後(APS-C:400mm前後) |
メリット | ・この構図はここでしか撮れません!! |
デメリット | ・フェンスの写り込みがどこまで許容出来るかがすべて。明るいレンズ+NDフィルター必須です ・先のポイント以上にホッブスコーナーが完全に死角になり、次のマシンが来るのか分かりづらい ・最寄りに場内放送のスピーカーが無いので、レースの状況が掴みにくい |
12.最終コーナー
①撮影窓から狙う①[難易度:★★★★]
最終コーナーには何カ所か撮影穴が設けられていますが、意外と先程のマイクナイトコーナーよりも撮影がしづらいです。
しかも、このあたりは背後が車の通路になるので、邪魔になってしまうケースも…。そして、気を抜くと、フェンスが映り込んでしまう、結構難易度の高いポジションです。
しかも、ここで流して撮ろうと思うと、撮れなくはないのですが、背景が一面アスファルトのような感じになってしまうので、あんまり面白くない…ということで、ほとんどここでは撮らないですね。
②撮影窓から狙う②
実は、最終コーナーにも、撮影窓の緑ネットが捲ってあるところがあります。
う~ん、意外と悪くないポジションではありますが、結構低いんですよねココ。なかなか撮影が大変です。
③撮影窓から狙う③
最近、私が割とお気に入りで撮影しているポジションです。ただ、思いのほか人気が無いみたいで、私ぐらいしかいないんですよね…。
このポジション、実は2015年春のSUPER GT岡山戦の時まで、ほとんど見向きもしていませんでした。たまたま、ここにたどり着いて、撮影穴あるから…と撮影してみたら、結構いい感じに撮れて「なんで今までここで撮らなかったんだろう…」と思うほど。
雰囲気的にはマイクナイトに近いかもしれないけど、コーナリングの後半なので車体のバランスもいいし、後ろにコーナーの縁石も残るので、絵的にはこっちの方がいいかもしれません。ただ、ここも気を抜くとフェンスが映り込むので、一脚を使って、キッチリ狙った方がいいかも。
焦点距離 | 【4輪】35mm換算600~825mm前後(APS-C:400~550mm前後) 【2輪】35mm換算1,050mm前後(APS-C:700mm前後) |
メリット | ・定員は数名ですが、撮影しにくい場所なので、それほど人が多くない ・グランドスタンドでのイベント終わりに行くには都合がいいところ ・画的にもなかなかいい感じです ・場内放送のスピーカーが目の前にあるのでレースの状況が分かりやすい ・マイクナイトのあたりから見えるので、次のマシンが分かりやすい |
デメリット | ・撮影する体勢がシンドいので、折りたたみの椅子が必須 ・すぐ後ろが車両が通る場所なのでご注意を |
④グランドスタンドギリギリで狙う[難易度:★★★]
ここは、そもそもフェンスの上から撮影するので、結構人が多いです。
スタンドの背後にある通路の傾斜の一番下からちょっと手前のあたり。ギリギリフェンスの上から撮れるところから狙います。この場所、これ以上、最終コーナー寄りになると、手前にフェンスが写り込むので、意外と美味しいポイントの幅が狭いんです。なのでなかなか大変です。

APS-C 600mm、SS:1/125s、F/7.1、ISO-100

APS-C 600mm、SS:1/160s、F/6.3、ISO-100

APS-C 600mm、SS:1/160s、F/6.3、ISO-100
コーナーを狙うなら、1コーナーよりもここですわ。どうしても歩留まりが悪くなるけど、カッコいいわ。
⑤最終コーナー立ち上がりを狙う
先程のグランドスタンド横の道の部分からも撮影できるのですが、そもそもグランドスタンドの一番最終コーナー寄りのところからも十分撮影できます。
いやいや、全然カッコイイですわ。どうして今までここで撮らなかったんだろうって思うレベルですわ。
上手く撮れると格好いいんですが、なかなか難しいポイントです。
番外編①・ピットレーン入口[難易度:★★]
パドック内、レッドマンコーナーアウト側をさらに最終コーナー側に進むとあるのがここです。
普段は進入できないところですが、テスト日などでは接近することが許されています。ちなみに、この位置では、最終コーナー側はコンクリートウォールが邪魔でとても撮影できる感じではありません。
走っているマシンをこれだけ最接近して撮影できるのってなかなかないですからね。広角レンズで流してみるのも面白いかも。
番外編②・ピット出口付近[難易度:★★★]
パドックエリア内のDUNLOPブリッジ降りてすぐのあたりです。

EOS 7Dm2、APS-C 400mm、1/125s、f/14、ISO-100

EOS 7Dm2、APS-C 400mm、1/80s、f/13、ISO-100

EOS 7Dm2、APS-C 165mm、1/60s、f/9.0、ISO-100
フェンスもないし、意外と近くから簡単に撮影できてよさそうな気はしますが、実はサーキット事務所の建物が邪魔をして、最終コーナー側が全く見えないので、急にものすごい速さのマシンが飛び出してくるような感じなので、耳でマシンが近づくのに注意をして撮影をすることが大事です。
個人的には、あまり寄った感じよりもやや引き気味で、岡山国際独特の赤・緑・青のスタンドやDUNLOPブリッジを綺麗に流した方がいいような感じがします。マシンが小っちゃくなるけど…。
番外編③・激感エリア[難易度:★★]
鈴鹿サーキットの激感エリアは有名ですが、岡山国際サーキットでもレースによっては設けてくれているようです(4輪レースでは無いような気がします)。私が今まで行った中では、スーパーバイクレースの時だけです。
鈴鹿の激感エリアも真っ青のメチャクチャ近いポジションです。
ほとんどAPS-Cで200mm程度までで撮影出来ます。なので、そんなに望遠要りません。あと、この激感エリアは、昼からは逆光になるので、狙い目は午前中だと思います。
もちろん、今回紹介した撮影ポイントがすべてではありませんが、大まかに撮影ポイントを紹介しました。少しでも、撮影の足しにしていただけると幸いです。