. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ダビデの生涯」 に学ぶ : 第2講
■ 今日の「井戸掘り」

 . . 「、、、私はベツレヘム人エッサイの息子を見たことがあります。琴がじょうずで勇士であり、戦士です。ことばには分別があり、体格も良い人です。主がこの人とともにおられます。」
.                                               サムエル記第一・16:18、12 
 

  ■ 井戸を掘りましょう:

. . ダビデは、非常に賜物の豊かな人物でした。これらの節に描写されているダビデの姿は、まことに理想的とも言える青年の姿です。「血色の良い」は、ダビデの肉体的な健康を物語っていますし、「目が美しく」は、彼の心の健全さ、聖さを語っていると言えましょう。「姿も立派だった」は、その成育が極めて順調だったことを示しています。「琴がじょうずで」(クリック)は、彼の才能・努力にかかわる言及でしょうし、「勇士であり」は、彼の勇気、「戦士です」は、彼の戦いにおける経験の豊かさを暗示しています。そして、「分別」、「良い体格」の持ち主とあっては、非の打ちどころがありません。

. . しかし、これらのダビデに関して言われている良い特質のすべても、最後に明らかにされている「主がこの人とともにおられます」と言う事実に勝るものではありません。この「主が、、ともにおられる」という事実こそが、他の良いものを生かし、意味あるものとしている根源的な特質なのです。サウルも、人間的な特質から言うならば、ダビデに勝るとも劣らない、素晴らしい体格、勇気、知恵、謙遜などの持ち主でした。しかし、彼が主の命令に背いた時から、「主がこの人とともにおられます」とダビデに関して言われている事実は、サウルにとっては、無縁のものとなってしまいました。そして、サウルは凋落の道を辿り始めました。

. . 私たちの生涯には「主が、、ともにおられる」という特徴が伴っているでしょうか。それとも、こうした神との関係とは、全く無縁で、単に、人間的なレベルでの良い特質を備え持っているのに過ぎないのでしょうか。ある人は、「主が、、、ともにおられる」と言う事実が欠如していたために、肉体的な健康が災いして、強靭な肉体を不道徳の奴隷としてしまったケースがないわけではありません。「立派な姿」や「戦士」である事実が、その人を傲慢にしてしまう場合があります。
. . 「主がこの人とともにおられる」−ああ、私たちに関しても、そう言われるようでありたいものです。

高知県・越知町の大樽の滝   ☆印をクリックしてください

. ダビデの生涯/0024:「状況判断の的確さ」
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. ダビデの生涯/0019:「人の評価と主の摂理」
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. ダビデの生涯/0015:「信仰者と人間関係」
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. ダビデの生涯/0001:「人・霊的な存在」


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