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DSC-RX100の性能チェック Part.1(2013.01.08)
早速、RX100の性能をチェックすべく、砂丘の横っちょでテストをしてみました。いずれも、AWB・露出もオートで、ピントも中心に合わせています。条件としてはあまり良い環境ではありませんが、これだけ見ても結構違いが分かると思います。ちなみに、リンク先のPicasaでは等倍で見ることが出来ます。
まずもって、センサーサイズが違うことをご理解を
スゴイ、冒頭からの話になりますが、今回紹介しているカメラのそれぞれのセンサーサイズが異なることをご理解ください。



APS-Cサイズ:α55
1.0型:DSC-RX100
1/2.4型:DSC-HX5V
※T100(1/2.5型)
さぁ、どれだけ差が出るでしょうか…
T005(2010年秋モデル)
auのガラケーです。今さらながら、コイツが800万画素も搭載していたのには驚きました。細かいデータがEXifとしてはき出されないようなので露出が分からないですが、やや暗めな印象。パッと見は良さそうですが、やはり空のノイズはヒドイです。松も潰れています。
GALAXY Note SC-05D(2011年秋モデル)
ほんとは、XPERIA acroの性能も見てみたかったのですが、持参し忘れたのでまた今度。で、鮮やかさは恐ろしいほど鮮やかです。発色も悪くない。なので、こういった写真が好みの人も多いのでは。意外とディテールなんかは、次のT100よりもいいのでは?
ただ、冷静に考えると、こんなに天気良くないんですよね。また、空のノイズはT005よは少ないものの等倍では気になる。黒潰れはないが、白飛びが怪しいといった感じ。
SONY / DSC-T100(2007年春モデル)
ここからがデジカメですが、センサー的には最も古い部類。松や砂丘の感じはそうでもないですが、特に空や雲の階調性があんまり良くない印象。それは、ヒストグラムにも現れています。
SONY / DSC-HX5V(2010年春モデル)
やはり、このカメラはちょっと変ですね。EV値こそ同じなのですが、ヒストグラムをみても分かるとおり、かなり明るい方向に引っ張られています。これは、センサーの特徴なんですかね?。空の階調性は悪くないんですが、等倍になると、あんまし良くないですね。
SONY / DSC-RX100(2012年夏モデル)
今度はHX5Vと逆なのがこちら。普通に考えて、両者が同じEV値14の写真だとは思いにくいですね。まぁ、考え方によっては、これだけしっかりと撮れていたら、あとでどうにでも加工はできるよね、という感じはしないでもないですが…。こうなると、+1/3EVで撮影しても良さそうな感じ。
あとの細かいところのディテールの良さはスゴイです。特に、T100やHX5Vではボヤッとしていた、右手間のアスファルトを等倍でみると差がよく分かると思います。
SONY / α55(訳あってピンボケ気味)
少しピンボケしてます。AFだと思ってMFで撮影していました。なので、細部は比較しないで欲しいですが、やはり細部の階調性の良さ、ノイズの無さは「さすが一眼」といった感じはします。
細部のディテールはスゴイ!!

まずは、TX5V。右側の杭なんかは塗り絵みたい。細い枝もなんだかぼやけている。

RX100。杭の表面から砂の上の足跡、細かい石、細い枝まで、細かいディテールがハッキリしている。

α55。色彩の豊かさはこちらが上だが、細かいディテールはやはり画素数もあってRX100が上か?
これ見るとスゴイですね。確かに、α55よりもRX100の方が画素数は大きいとはいえ、α55とRX100のセンサーサイズは約4倍弱はあるんですからね。
RX100の写りは良さそうだが、露出設定には要注意を
比較してみても、正直、これがコンデジなのか、というぐらい細かいどころまで描写力がしっかりとしている。そのあたりは、一眼の背後まで迫っているといえる。
それよりも、問題を感じたのは露出だ。私自身、撮影をしているときに、こんなにもRX100で撮影したものが暗いとは思わなかった。この記事を書きながら、RX100本体でもデータをプレビューしたが、それでも適正に見える。これは、RX100のディスプレイが性能が高く、明るいのも影響しているような気がする。なので、設定を暗めにし直した。
分かりやすいように、Picasaでのヒストグラム表示を縦に並べたが、明らかにRX100の方がやや暗いことが分かる。これは、カメラ本体のヒストグラムを見ても同じ。なので、これからはヒストグラムをしっかりと使いながら見ていき、露出補正で対応するようにしたい。
今度は薄暗いような高感度が必要な場合でどうなのかを試してみたい。