防湿庫 東洋リビング/ED-140CDBを購入(2014.08.15)

 いやぁ、さらにここまで手を出してしまいました。

 そう、泣く子も黙る防湿庫です。防湿庫については、存在は以前から知ってはいました。ただ、値段が結構するので、『防湿庫にお金をかけるなら、レンズや機材にお金をかけるべきだろう』と思って、ここ3年ぐらいをやり過ごしてきていました。

 ただ、さすがに3年が経過をして、普段あまり使わないレンズを含めても、合計10本にもなり、ボディも3台になり、これらの機材を適当に閉まっておくには、あまりにも無防備。金額的にもそこそこな方達が揃いましたし、何よりカビが生えてしまっても怖い。

 ということで、正直、意を決して、防湿庫を購入することにしました。

 別にスチールラックに入れ込む必要は無いのでしょうが、ちょこちょこ移動をさせたい私にとっては、動かせないと痛いので、あえてスチールラックに乗せました。

以前は、こんな収納をしていました

 

 煩雑な状態だったので、あえてイラスト調(RX100撮影)での写真にご了承下さい。

 防湿庫を購入するまでは、当初しばらくはカメラバックにいれたままの収納でしたが、レンズも増えてきて、備品も増えてきたことで、上の写真のように、扉の付いたCD用の棚(奥行き約20cm)を利用して収納していました。ただ、これも、このままではレンズを収納しにくいということで、トーリハンのレンズ用マットを奥行き20cmにカットして、そこにレンズを置いていました。

防湿庫選びのポイント

 今回の防湿庫選びについては、いろいろと悩みました。選ぶ際には、いくつかのYouTubeも参考にさせて頂きました。


 特に、一番最後のTomTom channelを見ていただければ、防湿庫についてよく分かって頂けると思います。

メーカー

 防湿庫メーカーとしては、東洋リビング・トーリハン・ハクバの3社が有名です。その中でも、東洋リビングが国内シェアとしてはかなり高いようです。実際に、YouTubeで見る限り、8割ぐらいが東洋リビング、あとはトーリハンという感じです。

 性能としては、どのメーカーだからどうという所はそんなに大差は無いと思いますが、細かい仕様がちょっとずつ違うので、その点は注意をした方がいいと思います。

 特に大きな違いとして、東洋リビングはトレイ式ですし、トーリハンは棚式になります。どうしても、奥が取り出しにくくなるし、沢山入れたいのならトレイ式の方がいいかなぁと思って東洋リビングにしました。

型式

 個人的には、縦型だと地震などのこともあるので、横型の方がいいかなぁと漠然と思っていました。ただ、調べてみると分かるのですが、横型の場合は、一番下の部分だけがトレイで、あとは棚なんですよね。なので、横型は却下になりました。

 では、あとは縦型でどのモデルにしようかな?と考えたときに、同じ買うなら少しでも大きい方が…と考えたときに、下の価格を見てもらったら分かるとおり、1ランクで5,000円程度しか変わりません。人によっては、5,000円"も"変わると思うかもしれませんが、元が4万円前後することを考えれば、そうでもないと思います。

 実際に、一番の売れ筋は、120Lクラスのものが多いようですが、個人的には上と下で扉が分かれていると便利かなぁと思って、あえてもう1クラス上の140LクラスのED-140CDBものを購入しました。

防湿庫の中はこんな感じ



 上にはレンズを収納しています。レンズを実際に並べてみて感じたのは、「思ったよりも狭くないかい?」ってことでした。

 というのも、こういう人って、私ぐらいしかいないと思いますが、先にも述べたとおり、前に棚で使っていたのは、トーリハンのレンズ用マット(青)だったのですが…

 それと比べると、東洋リビングのマット(グレー)は、あきらかに狭いんですよね。たぶん、トレー式になった分がそのまま影響しているのかもしれませんが、レンズ4本分で3.5cmなので、レンズ1本あたりだと、9mm弱程東洋リビングの方が小さいことになります。

 実際の長さで計算すると、スポンジの横幅が33.5cmぐらいなので、1レンズあたり約84mm程度。



 私の持っているレンズからすると、DT 16-50mm F2.8の最大φ81mm、SAL70300Gの最大φ83mmなら干渉しませんが、ナナニッパの最大φ86mmとSIGMA 18-35mm F1.8の最大φ78mmだと軽くぶつかっています。

 さらに、これにフードを付けてしまうと、隣のレンズと干渉してしまします。なので、実際は互い違いにして入れないと、上手く入らないです。なので、2つ目を買うなら「3連(大口径)波形レンズホルダー(大)」がいいかもしれません。

*というか、この記事を書きながら、「3連(大口径)波形レンズホルダー(大)」の存在を知りました…orz

 上段の一番下の所に、カメラのバッテリーの充電器を入れています。別に除湿する必要ないんですけどね。まぁ整理の一環として…チケットとパスが置いていあるのも無視して下さい。

 下段の一番上には、ボディを収納。実際には、これにα55も入ってます(この写真を撮ったのがα55なもんで…)。

 その下には、フラッシュや縦位置グリップ、フィルター類も何だかんだで増えてきましたね。青い入れ物に入っているのは、まだ紹介していない外付けマイクです。

もうちょっと棚があってもいいかも

 

 購入した際に付いていたのは、棚が4つとレンズ用のスポンジが1つだけ。なので、棚2つとレンズ用スポンジ1つを別途追加注文しました。これがまたそこそこいい値段がします。でも、最下段にもう1つ棚がいるかな。

 あんまり、目一杯詰め込むと、逆に除湿能力的にどうなんだ?という気はしなくはないですが、私としては除湿機能+カメラ用品整理って活用をしたいから、これぐらいの方がいいです。

 ちなみに、このスライド棚の耐荷重は12kgらしいですが、取り出しをすることを考えると、そんなに載せると壊れそうで怖いです。

  

照明は考え物

 実はいろんな人が防湿庫を導入して、悩んでいるのが照明なんですよね。というのも、ジェット☆ダイスケさんも、動画の中でコメントしていましたが、どこもかしこも黒いので、ホント見にくいです。

 なので、一様、標準で1つ照明が付いてきます。以前はプッシュ式の電気だったそうですが、今回付いてきたのは人感センサー付きのもので、結構きちんと反応してくれます。ただ、それでも1つだけでは暗いのでは、本当は横にも付けたりしたい感じがします。しかし、なぜかこのアイテム、オプション品扱いじゃなく販売されていないんですよね。

 だからと、いざ、同じようなものを探してみると見事に無いんですよね。ホームセンターで1つ、それらしいのを見つけましたが、それは人感センサーが付いているものの、本当に暗いときでないと反応しない。いやぁ、なかなか大変です。

 なので、実際は、結構皆さんがいろいろと工夫をして照明をあと付けしているようです。扉と照明を連動するようにしたり、自分で基盤まで作ったりする人までいろいろです。この手で、もう1つ面倒にしているのは、庫内に電源が取れないということですよね。最近のものだと、庫内にコンセントが取れるようにしたモデルもあるようですが、電池だと度々交換しないといけないし、その点がせっかく電源を取っているのに…と言われる訳ですよね。