初のEマウント機 NEX-5Tを手に入れた(2014.12.07)

これは事故なのです

 初めに弁明をしておきます。

 ”これは事故なのです”(;´Д`)

 でも、買ったのはお前だろう?。ええ、そうなんですけどね。

そもそも買う気がなかったEマウント機

 元々の話、私はEマウント機を買うつもりはありませんでした。どちらかといえば、フルサイズEマウント機のNEX-5Tチックな機種が出たらそちらを買うのかなぁという気配はしていました。でも、発売直後に買うことも無かったでしょう。

 こう思っていたのは、実は今年3月に鈴鹿サーキットのファン感謝デーに参加したときのこと。

 このときに、当時はギリギリまだあった”レンタルボンバー”さんからα77をレンタルして使ってみたのですが、この時にNEX-6もレンタルして使ってみたのです。この時、レンズキャップの煩わしさとポケットに入れるには大きく、バッグに入れると速射性が無くなる中途半端な立ち位置、そして旧NEX系のUIの使いにくさから、「こりゃ、無いわ」と思っていたのでした。

 もちろん、興味が無かったわけではありません。そもそも、α55を買う時に、最後まで悩んだのはNEX-5でしたし、180度チルト液晶へのあこがれや、PlayMemories Camera Appsを使ってみたいとも思っていました。だからこそ逆にいえば、「RX100M3が値下がりすればそれを狙おう」と思っていました。

そこに事件が起こります

 11/28(金)。フラッと近くのヤマダ電機に寄ったのが事件の始まりでした。そもそもこの日は、月末ということもあり、Nexus5を含め新規一括0円が無いのかな?なんてことでスマホを覗きに行った(最近は、新規での一括0円はまず無いのだが…)のですが、その時にカメラコーナーに寄ったらNEX-5Tを発見。値段を見ると、4万円を切っている…めちゃ、安い!!。ただ、展示在庫処分とのことで、展示機の可能性もある。

 とりあえず、帰宅をしてネットで検索…すると、

 ネット最安値より安い!!(゜Д゜)

 ここから、頭の中で葛藤が始まりました。一度は、「よし、買うのは止めよう」と落ち着いたものの、翌土曜日には、知らぬ間に買った場合でいろいろと検索している自分が…。ここまで来たらもう止められません。

 いわゆる"衝動買い"というやつですな。( ̄。 ̄;)

 日曜日に、そのヤマダ電機に行き、店員を捕まえて、「これって、まだ在庫あるの?展示処分?」と確認したら、「ギリギリ黒が1台あります」とのこと。いっそのこと、展示処分だったら諦める理由にもなったのに…。ということで、見事にお買い上げです。にしても、実店舗で買い物をしたのって、すごい久しぶりだなぁ…。

2日間放置プレイ…

 購入したのが、日曜日の昼過ぎ。帰ってきて、速効で開封すれば良いのですが、今回はそれができません。というのも、液晶画面の保護フィルムもレンズフィルターも買っていなかったので、そこはグッと我慢をして、2日間経過したわけです。

レンズカバー問題

 今回、NEX-5Tを購入したことで、パワーズームの18-55mmが付属してきました。こいつのフィルター径がなんとφ40.5mmという小ささ。コイツが、この春の鈴鹿ファン感の時に私を悩ませた原因です。ここまで小さいとレンズキャップの取り外しがしにくいのです。さらには、レンズ自体の外径とレンズキャップの径の差があることも、さらに取り外ししにくいのを助長しているように感じます。

 当初は、HOOCAP SH-49A というスライド式のレンズフードを使いたいなぁと思っていたのですが、いろいろと調べてみると、実は18-55mmといっても旧式のパワーズームでないバージョンのものに対応しているのであって、パワーズーム版には非対応だったのです。しかも、そもそもの装着が花形フードのバヨネット式というレンズフード用の溝を使った装着なので、そもそもバヨネットの溝すらないパワーズームには装着することができません。これができればメチャクチャ最高なのにさぁ。HOOCAPさんには、何とか改良して対応版を出してほしいですね。

 そこで今回、私がした作戦は、「せめて、フィルター径を大きくしよう」というもの。本来は、40.5mm→55mmのステップアップリングをかませてから、φ55mmの保護フィルター、φ55mmのレンズカバーというのが理想でした。というのも、φ55mmだとちょうどレンズの飛び出る部分の径にぴったりだし、φ55mm以降のステップアップリングも持っているし、SONY純正のレンズカバーもあるし、φ55mmのクローズアップレンズも持っていたので、至れり尽くせりでした。

 しかし、いろいろと調べてみると、40.5mm→55mmのステップアップリングは、そもそも無いんです(正しくはH26.12時点で国内流通していないみたい)。40.5mm→52mmや58mmはあるのに、55mmだけがない。正直、何でだよ!って話です。なので仕方が無く、φ58mmにすることにしました。


40.5mm→58mmのステップアップリングの後に、
φ58mmのプロテクトフィルター、φ58mmのレンズキャップになります。



電源オフ時は、一体感があって、そう悪くはありません。ちょっと厚みは増しますが…。


電源オンの時でもそれほど気になる感じではありません。

 やはり、レンズキャップが40.5mmから58mmになることで、レンズキャップの取り外しもやりやすくなりました。本当は、このレンズ自体がコンデジみたいに電動キャップ搭載してくれたらいいのになぁ…。

ついに自動レンズキャップが発売になった!!

【2015.04.19追記】

 それまで非常に面倒くさかったレンズキャップですが、ついに自動のレンズキャップが発売されました。

 


正直、違和感は全くないです

レンズが動くとシャッターが自動で開きます

 これ、本当に待ちに待ったという感じです。元々は、海外で発売されたものらしく、国内輸入が始まった直後は品不足にもなった『JJC SONY PZ16-50mm専用オートレンズキャップ 』です。

 装着してしばらく使っていますが、まぁストレスフリーです。今までレンズキャップの取り外しで煩わしかったのがどこへやら…。これだけ見ると、原理が分からないと思うかもしれませんが、実はこのオートレンズキャップの裏側(レンズにあたる側)に突起のツメがあって、レンズが寸胴で収納されるときに、このツメが押される形になり、それによってレンズキャップ部分が閉まるという原理です。なので、特別電気的なことなどは一切なく、ただ単に40.5mmのフィルター部分に装着をするというだけです。

 たま~に、うまくレンズキャップが閉まらない時がありますが、そんなに苦になるほどではありません。強いて言えば、このオートレンズキャップを使うことで、保護フィルターが使えないというのが唯一の欠点かもしれません。ただ、個人的にはこのレンズはスナップ撮影をしてナンボという評価をしているので、レンズ保護よりも手軽さを優先しているので気にしないようにしています。

NEX-5Tファーストインプレッション

UIには慣れが必要。できればFn+カスタムキーで済ませたい

 今のα6000系・α7系では非常に使いやすいUIになっていますが、はっきり言ってNEX-5TのUIは、私にとっては非常に使いにくいです。撮影モードがメニュー内に隠れているのはまだしも、ちょっとした設定をするにも、このメニュー画面から潜り込んで行かないと設定することができません。他でもない、このことがNEX-5ではなくα55を買った最大の理由でしたからね。

 ただ、あの頃と少し違うのは、NEX-5R・5TからはFnボタンとコントロールダイヤルが搭載されたことで、ある程度操作性が良くなったということ。逆に言えば、このFnボタンをどう使うのかが、この機種を使いこなすコツのような気がします。

 基本的に、背面のコントロールホイールの左でドライブモード、右でISO感度、下で露出補正が標準で操作が可能です。なので、これ以外の機能を、Fnボタンでの6つとソフトキーB(下側)のカスタムキーにどう機能を割り振るかのような気がします。

 私の場合は、ソフトキーBにホワイトバランス、さらにFnボタンにフォーカス切替、AFモード、AFエリア、WB、ピクチャースタイルを設定しています。ただ、RX100などと比べると、明らかにFnボタンに割り当てられる機能の数が少ないです。まだ、ソフトキーBの方が割り当てが多くできます。

ISO-AUTOは最高ISO-3200まで

 α55では、ISO-AUTOはISO-1600までの仕様になっていましたが、NEX-5Tでは最高ISO-3200までの仕様になっているようです。RX100のようにAUTOの幅が設定できればいいいんですけどね…。

DMFはピント位置とピント拡大が連動する


DMFモードで、AFエリアをフレキシブルスポットで設定をして、シャッターボタン半押しでAFで合わせます。


ピントが合った後にレンズのリングを回すと、DMFが可能な上に
自動的にAFエリアのピント拡大が作動して確認することができます。

 地味にこの仕様はいいなぁと思いましたね。NEX系というかEマウントレンズは設計が新しいということで、元々、DMFとピント拡大の連動を可能にしているのかもしれませんが、何よりもAF時に設定したAFエリアの部分でピント拡大をしてくれるというのが嬉しいんですよね。

 これって、「当たり前だろう?」と思うかもしれませんが、実はα77ⅡなどのAマウント機では、DMF時にピント拡大が連動しないのは仕方が無いけども、ピント拡大ボタンを押すと、毎回、画面の中央部分が拡大されるんです。なので、毎回そのたびに十字キーを押して、ピント拡大のエリアを移動する必要があります。そうこうしていると、構図が崩れてしまって…ということに度々陥ってしまいます。

 ちょっとした事なのですが、AFエリアとピント拡大エリアを連動させるだけのことなので、搭載することは難しい話では無いと思うんですよね…。

シャッター音でここまで印象が変わるものか…

 NEXシリーズに対して、私が以前から思っていたのは、「シャッター音がいい」ということ。それこそ、他社の一眼レフのように、「カシャ」というメカニカルな音がしてくれます。個人的にはα77のような電子音っぽいシャッター音よりも、こちらの方が好みです。でまた、これで1枚ずつ撮っているのが、なんとも気持ちがいいんですよね。

スナップモードはパワーズーム、ガッツリモードは通常レンズがいい

 16-50mmのパワーズームが発売されて、携帯性は抜群に良くなったNEX-5なのですが、ガッツリと撮影をしたいなぁ…という場合には、パワーズームはちょっと良くないですね。というのも、こうも一眼を使い始めると、左手をレンズに置くクセが付いているのですが、これによってパワーズームのスイッチに触れてしまって、画角が変わってしまったりすることがちょくちょくあります。マニュアルフォーカスもシャッター半押ししてからでないと作動しないので、せっかくのDMFにストレスが生じます。

 なので、スナップ的にパシャパシャ撮りたいときは小型のパワーズームがいいですが、家や屋内だったり、ずっとカメラをぶら下げて撮影したい場合などは、通常のレンズ+花形フードの方が撮り回しもいい気がします。ただ、私は黒いNEX-5Tを購入したのですが、黒い18-55mmって、NEX-7のキットレンズのみなので、基本的に単体販売されていません。そのことを考えると、ちょっとお高いですが、Vario-Tessar T* 16-70mm F4がいいんでしょうね。確かに画角的にもちょうどいいサイズなんですけどね。

意外と寄れる便利さ

 パワーズームの最大撮影倍率が0.215倍。私独自の実際に「最小撮影長」を撮ってみると、テレ端50mmで約94mm。センサーサイズが横幅23.5mmなので、計算すると約0.25倍。特別寄れるというほどではないのですが、やはりRX100がテレ端でほとんど寄れないことを考えるとうれしく思えてしまうのがなんとも…ってところですね。ちなみに、ワイド端は約290mmなので0.081倍。ほとんど寄れないですね。

NEX-5T + SELP1650でのワイド端16mm(換算24mm)
全然近づけません。

RX100でのテレ端(28mm)
近づけてはいますが、広角的な写りです。

NEX-5T + SELP1650でのテレ端50mm(換算75mm)
RX100ほどは近づけませんがテレ端ならではの写りです。

NEX-5T + SELP1650でのテレ端(換算100mm)
全然近づけません。

 上の写真は、実際にNEX-5TとRX100で1/43のミニカーで左フロントのヘッドライトにピントを合わせて撮影したものです。どちらかといえば、NEX-5Tが良いというよりもRX100がおかしいというのが正しいのでしょうが、やはりテレ端で寄れるというのはいいことです。

自撮り時に、リモコンは使えるのか?

 NEX-5Tのメリットとして大きいのは、液晶が180度チルトするので、自撮りに適しているとい点。ただ、この時に3秒のセルフタイマーで撮るのはいいのですが、今はやりのセルフィースティックを使ったりすると、意外と3秒ってあっという間ですし、三脚の場合もなかなか大変です。

 そこで、この自撮りのときに、リモコンでシャッターが押せないのかなぁ?と考えたわけです。というのも、実は、α55を購入したときに、私は何を血迷ったのか、リモコン(RMT-DSLR1)を買っていたんです。今では型番が1つ進んでいるようですが、同じ機構ならできるんじゃないかなぁと。

 で、結果論から言えば使えました。ちょっとコツがいりますけどね。


α55購入後に買っていたリモコンRMT-DSLR1。今は型番の違う新型が発売されています。


セットアップメニューの中の「自分撮りセルフタイマー」の切替が重要

 それは、いくつかのYouTubeなどでも報告されていますが、上の写真にもある通り、メニュー画面のセットアップから「自分撮りセルフタイマー」を「切」にしておく必要があります。そうすると、私の手元にあるリモコンだと、左上の「SHUTTER」と「2 SEC」が作動します。今のモデルのリモコンだと録画ボタンも使えるようです。

スマートフォンシンクに対応をしていれば…

 スマートフォンシンクってアプリを御存知ですか?。今回、いろいろとCamera Appsについて調べていたら、「スマートフォンシンク」というアプリを発見。説明を見ると、「カメラ内の写真を、登録したスマートフォンやタブレットに自動転送するアプリケーション。手動でのWi-Fi画像転送の手間なしに、カメラの電源をOFFにすると写真がモバイル機器に自動転送されます。」とのこと。これ、メチャクチャいいじゃないですか!。要は、Eye-Fiと同じことが、カメラの機能としてできるということですが、何よりうれしいのは、転送画像はオリジナルだけではなく、リサイズされたものと選べるということ。Eye-Fiはこの”リサイズ”ってのができないんですよね。だから、Eye-Fiを使わなくなってしまったんです。

 その点、この機能を使えば、オリジナルはそのままに、スマホ転送されるものだけはリサイズされるので、スマホの容量を食わないのです。これは便利!(iOS系だとスリープ時のWi-Fiトラブルがあってうまくいかないことがあるようですが、Androidとの相性は抜群とのこと)。

 と思った矢先に、よ~く読んでみると、対応しているのは、α6000・α5000系・α7系のみとのこと。NEX-5Tが非対応だったのも残念ですが、何よりRX100M3が非対応なのも残念。場合によっては、NFC以上に便利と思われるこの機能。Aマウント機に搭載する機能ではないと思いますが、逆に高級コンデジのRX100シリーズこそ搭載されるべき機能ではないでしょうか?。逆に言えば、次に狙うべきはRX100M3ではないなぁという実感はしました。

祝!なんとNEX-5Tがスマートフォンシンクに対応!!

2015.07.12追記

 NEX-5Tのサイズ感といい、手軽さといい、「あとはスマートフォンシンクに対応してくれていたら…」と思っていましたが、別の機会にAppsのページに飛んでみたところ、

 えっ!?マジですか!!(゜Д゜)

 いやいや、全く知りませんでした。普段、こちらのページを見ては、

 「あぁ、対応してないなぁ…」と思っていたのですが、 かなり衝撃的でした。

うまく転送されない!?

 さっそく、Appsをインストールして、適当に撮影をして電源をオフ。

 何も起こらない。

 あれ?。どういうこと?。 ( ̄。 ̄;)

 見る限り、スマートフォンシンクの機能は作動しているし、カメラも認識してくれている。そういえば、α6000ではスマートフォンシンク作動が何枚写真が蓄積したら送るか、という設定があったのだが、NEX-5Tはそのような設定が見つからない。

 では…と思い、試しに5枚溜まった状態で電源を切ると…

 何も起こらない。

 もうちょっと多くないといけないのかな?と思い、10枚溜まった状態で電源を切ると…

 何も起こらない。

 もしかしたら、カメラ本体のアップデートをしていないのが影響しているのかと、カメラ本体のアップデートをしてみると…

 何も起こらない。

 ここまで”何も起こらない"というのは、普通ではない。どうにも困り果てて、今一度、アプリのページをよく読んでみると…

 そりゃ、できない訳だ。(;´∀`)

 っていうか、元々、そういう仕様なのか…。確かに、画面下に手動転送のボタンがあったもんね。

 で、手動転送をしたら、いつも通りの感じで転送が始まりました。

個人的には高評価な手動転送

 この、スマートフォンへの手動転送。「結局面倒じゃん!」と思う人もいるかもしれないですが、個人的にはこっちの方がいいかもしれないですね。というのも、いつものアプリ機能だと、(転送枚数設定にもよりますが…)電源を切るたびにスマートフォンシンクが動作してしまいます。こうなると、無駄に電源も使ってしまうし、何より16-50mmのレンズがなかなか収納されないので、”今は転送しなくていいから早く収納したいんだよ!!”ってときに困るんです。

 その点、手動転送だと、自分の都合で、「今、転送してしまいたいな」という時に転送が可能です。

 ただ、それなら、通常のWi-Fi接続から転送すればいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、通常のWi-Fi転送だと、いちいち転送する写真を選択しなければならない。「今日撮影した写真を転送する」というモードもありますが、これだと一度すでに転送された写真も転送されてしまうので、重複写真がどんどん増えてしまいます。そういった意味では、この機能はちょうどいい感じの機能だと思います。これ、α6000なんかでも手動転送できないものかなぁ…。

 あと、これまで非対応だったNEX-5Tがこういう形でアップデートでスマートフォンシンクに対応したということで、RX100M3の対応の可能性が高まりそうです。

で、どう運用するのですか?

 実は何気に難しいのがここ。というか、この点があるから、そもそも私が今更Eマウントのミラーレスに手を出すかどうかを躊躇してしまうんですよね。

 というのも、ガッツリと撮影をしたい場合は、α77Ⅱを持ち出すでしょう。Aマウントの方がレンズも一式揃いましたからね。さらに、望遠ズームと標準ズームを使い分けたい場合であっても、α77がサブ機で確保できたので、困ることはないでしょう。

 一方で、普段使いの場合はRX100。確かにコンパクトになったNEX-5Tではあるけど、常時ポケットやかばんに入れて持ち運べるほどのコンパクトさではない。しかも、これを仕事や現場に持ち出すのか?というとそれも躊躇してしまう。RX100に対しても、細かい不満は無いわけではないですが、やはりあのコンパクトさに勝るものはない。だから、RX100の位置も不動。

 そうなると、本当で、NEX-5Tをどこで使うのさ?って話になります。

広角・標準側のスーパーサブポジションか?

 1つ考えているのは、きちんと撮影したいんだけど、α77Ⅱまで持ってくるか?というような場面。最近、こうもカメラを極めだすと、何かと写真係を頼まれることも多くなってきたのですが、ちょっとした撮影をこなしたいときは、RX100では物足りなさがあるし、α77Ⅱだと大げさすぎる。そういう場面には重宝するかなぁ…と。

 あとは、ガッツリ撮影したい時でも、できるだけ荷物を減らしたい場合。それこそ、サーキットとかだと、標準はα77Ⅱ+望遠ズームレンズの組み合わせですが、ボディ2つ持っていくには荷物になるし、かといってその都度、標準ズームレンズと付け替えながら運用するのもめんどくさいですからね。そう考えると、常時の標準ズームはEマウントに任せてしまって、荷物を減らすというのがベターなのかな。しかも、この延長でいくと、広角レンズも10-18mmを購入して、こちらもEマウントに任せてしまうかな。そうなると、EVF搭載機ではなく、α6000系よりもNEX-5系・α5000系統の方が運用にはあっているのかな。

 さらには、HPネタなどのモノ撮りにパシャパシャと使うだろうな。今は、α77Ⅱに30mmマクロを付けているけど、DMFとかもNEX-5Tの方がやりやすいし、何より気軽だしな。

 ちなみに、私の中では、NEX-5Tに望遠は期待していません。というか、液晶モニターで手振れせずに望遠を撮るなんて、なかなか難しいし、そういう場面はα77Ⅱを持ち出すと思うんですよね。しかも、Eマウントとはいえ、望遠レンズになると、そこそこの大きさになってしまう。だから、今回はあえてダブルレンズキットは買わなかったのです。

そうそう、Camera Apps運用もね

 今回の記事ではあまり記載していないですが、SONYのミラーレス機とRX100M2以降については、PlayMemories Camera Appsというあとで機能を追加できる機能があります。

 個人的には、今回のNEX-5Tが初搭載機になります。ですので、特にタイムラプスとモーションショットが面白い映像が撮れるんじゃないかと期待しています。このあたりは、作例がたまった段階でまた別記事にて紹介したいと思います。

 今回は参考YouTubeを貼っておきます。

今後、Eマウントへ移行していくのか?

 単刀直入に言えば、しばらくは無いと思います。

 ただし、一部を除いては。

 はっきり言って、今のα77Ⅱに結構満足しています。なので、本腰で撮影するときは、なんだかんだでAマウントになってしまうはずです。レンズのこともあるし。なので、すぐすぐにEマウント体制を構築していくことはまずないでしょう。それに、世間的にはフルサイズが定番化してきている感じはありますが、サーキットなどでは現状APS-Cで300mmでちょうどという場面が多いので、これをフルサイズで実現しようと思うと、トリミング必至になり、あまりよろしくない。そういったところで、やはりAマウントAPS-C機なんでしょうね、私に合うのは。

 ただし、Eマウントを気にしている1つとして、高感度耐性があります。どうしても、SONYのAマウントはTLMを使っている以上、いくらか減光されてしまい、高感度耐性が良くない。なので、実際にAPS-Cとフルサイズで同じスペックのセンサーを積んでいるカメラを比較したい場合に、高感度に強いのはEマウントになってしまうのです。

 なので、気軽にISO-6400やISO-12800を使えるようになるのは、おそらくEマウントの方が早いと思うんですよね。そうなると、さすがにEマウントが無視できない存在になります。そうなってくると、Eマウントのフルサイズ機に移行していく可能性は出てくるでしょう。

 あとは、EマウントはAマウントレンズにマウントアダブタを使えば、AFは遅いながらも使うことはできます。ただ、Aマウントはボディ内手振れ補正、Eマウントはレンズ内手振れ補正なので、Eマウントボディ+Aマウントレンズというのは手振れ補正が効かない。なので、あまり実用的ではないというのが正直なところなのですが、ご承知の通り、α7Ⅱでボディ内手振れ補正をEマウントボディでやってしまったので、これがもし他のボディでも手振れ補正が搭載されてくれば、徐々にEマウント化が加速するかもしれんですね。

Eマウントレンズをどうするのか

 新しいマウントのカメラを買うと、「さぁ、どうするの?」というのがレンズの揃え方です。このあたりを整理してかからないと、全部そろえるとえらいことになるし、沼にはまってしまいます。

【◎大本命】E 10-18mm F4 OSS

 コイツはたぶんそのうち買ってしまうような気がします。遅くとも春までには。だって、この画角はRX100でも撮れないし、α77Ⅱだと8-16mmがあるけど、ずっとこのレンズを付けて撮影することなんて、年に1回あるか無いか。

 ただし、その一方で、ふと、「このシーンを広角で撮れたらなぁ…」という場面は実は多いんですよね。ただ、レンズ交換が面倒だから、広角レンズが荷物になるから諦めている。それが、NEX-5Tでササッと撮れることは何よりにも変えがたいでしょうね。しかも、テレ端が18mmなので、標準画角でも撮れるし、自撮りにも重宝しそう。うん、間違いなく買うな、これは!!。

【◎買って損無し】Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS

 欲しいかどうかと言われたら欲しい。けど、このレンズを付けていくなら、α77Ⅱ+DT 16-50mmで行くんじゃないの?と思ってしまい、躊躇するレンズ。評判も悪くないし、F4通しというのも使い勝手がいい。そして、地味にテレ端が70mmまで使えるのもGood。

【○】E 30mm F3.5 Macro

 頻繁に使う訳ではないけど、部屋でモノ撮りをするのに重宝するだろうなぁというレンズ。ただ、F3.5とそんなに明るくないんですよね。まあ、値段が安いので、勢いで買ってしまってもいいのかもしれませんが、鏡体がシルバーというのが最大の難点ですよね。

【△】E 18-200mm F3.5-6.3 OSS

 いわゆる高倍率ズームです。旅行には重宝するかもしれないけど、いるのかな?。特に、16-70mm F4を買っちゃったら要らんと思うな。

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