My A Mount Camera

第3世代:SONY / α77Ⅱ ILCA-77M2(2014.07~)

 SUPER GT、鈴鹿1000km参戦に向けて、ついに新しい母艦投入です。

 春にα77を買った時点で、若干、こういう展開を予感はしていましたが、やっぱり買ってしまいました。本当は、もう少し遅くなってからでもいいかなぁとも思っていましたが、後で述べる新しいAFが結構いいと評判なので、それなら「多少高くても鈴鹿1000kmに投入しなければ!ってことで、結局実機も見ないままに意を決して買いました。

 実は、あまりパッと見ると、外観的にはあまり変わってないんですよね。よく見て気づけるのが、レンズマウント横にあったAF補助光発光部・セルフタイマーランプが無くなりました。

 あとは、モードダイヤルにロックボタンが付きました。これって、そんなに要らないんじゃないの?って思ってましたが、今年に入ってからα77を使っていると、鞄に入れて、出すとモードが知らぬ間に変わっているっていう問題が出ていました。なので、結構ウェルカムです。

 あとは、ホットシューがISO標準のものに変わりました。個人的には、以前のオートロックアクセサリーシューのフラッシュが多少グラグラして心配だったのと、たまに接触不良が起きていたので賛成。とはいっても、買換えるのがキツイので、しばらくは交換アダブターを付けて使うつもりです。

 さらに、GPS機能が削られた一方で、Wi-Fi機能が搭載されました。GPS機能が削られたことには、結構不満が出ているという声も聞きますが、個人的にはGPSの測位に時間がかかることと、精度が思ったほど良くないということもあるので、スマホでGPSログを取って、あとで付加した方がいいような気がします。なので、α55でもα77でも、最近はGPSオフにしていたので自分的には気になりません。できれば、SONYさんからGPSログを取って、あとで付加できるようなアプリ出してくれればいいと思うんだけどな。

 Wi-Fiについては、グリップ側の方にはNFCも搭載されました。個人的には初NFC搭載機ですね。おそらく、私としては遠隔操作するってことはまずないと思うので、α77Ⅱで撮影した写真をスマホなんかに転送してSNSにアップしたい!というときに使うという程度だと思います。

 やはり、α77からの進化点といえばAFですよね。そもそも、AFが一新されて高速に対応できるようになったと同時に、AFポイントが19点から79点に大幅にアップされたことで、速い被写体に対応でいきるようになっただけではなく、ポートレートなどの撮影でも、AFエリアをそれほど気にすることなく撮影できるようになりました。

 はっきり言って、ここだけでも買換える意味があるというものです。

 さらには、UIが一新されたと共に、カスタマイズ性が非常に高くなったことで、メニュー画面の項目も自分好みに帰ることが出来るようになりました。これ、特に私にとっては、手ブレ補正がFnボタンから出せるというのはとても嬉しい話です。というのも、サーキットでは流し撮りの時は手ブレ補正をオフにするし、ピットウォークの時は、手ブレ補正をオンにするし…といった具合に、ちょこちょこ変えることがあるんですよね。なのでとてもありがたい機能です。

第2世代:SONY / α77 SLT-A77(2014.03~現在)

 デジイチ第2世代。次なるステップに母艦を変えたいなぁと思い始めたのは、2013年に入ってから。まずは、3月にSUPER GTを撮影しに岡山国際に行った際に、どうもα55では非力じゃないのか?と思い始め、夏場の花火大会でα55のバリアングル液晶の使いにくさを再び味わい、そして、秋の緑化フェアと紅葉の旅では「もう、2014年には新しい機種を買うぞ!!」と思っていました。

 H26.6時点で通算撮影枚数は、8,100枚を突破。



 α55は2010年8月発売に対して、α77は2011年10月発売。なので、1年2ヶ月ほど新しい機種になります。ただ、UIとしては両者とも同じような感じなので、全く違和感はありません。違和感があるとすれば、背面のキーがジョイスティック風になってしまったことですね。これも慣れなのでしょうが、う~ん、慣れないですね。

 一方で、左親指のあたりに、AF/MF切替のボタンがあるのは、花を撮影するときなんかは非常に便利になりそうです。あと、AEL(露出固定)ボタンもありますが、普段そんなにAELは使用しないので、このボタンにピント拡大を割り当てると良さそうです。

 α55からα77になって、一番思うのはまず大きさと重さ。α55が441gだったのに対して、α77は653gと約1.5倍ぐらいになっています。これに、SAL70300Gを付けると、1.34kgにもなります。なので、鈴鹿での撮影では本当に腕が疲れました。グリップ感は、α55が中指・薬指の2本で握って、小指が完全に余っていましたが、α77では中指・薬指と小指が半分という感じです。なので、もし縦位置グリップをつけたら、それでやっとフルで握る感じになると思います。

 一方で残念なのは、このストラップホルダー形状です。正しくは「アイレット」というそうですが、これ、がちゃがちゃ動くんですよね。なので、邪魔というのもあるし、もしムービーを撮ったりすると騒音の問題も出そうな気がする。皆さんはどうしてるんですかね?。

 あとは、意外なところかもしれませんが、メディアがバッテリーの部分と別で専用のスロットになったことですね。サーキット撮影のように、1日で何枚かメディア交換が必要な場合は、サッと作業ができて何気にいいです。ちなみに、SDカードはUHS-Iカードに対応しています。

 あと、実は今回はボディのみではなく、DT16-50mmとのレンズキットを購入しました。というのも、このDT 16-50mmがかなり性能がいいという噂だし、α77とさらには外付けフラッシュHVL-F43AMの3点セットが防塵防滴仕様になってるんですよね。隣のα55+SIGMA 17-50mmの組み合わせも、今後は両者とも補欠でベンチを温める役かな?

第1世代:SONY / α55 SLT-A55(2011.06~2015.08)

 デジイチ第1世代。HX5Vで少しずつ設定をいじった写真をやり始めたところ、コンデジの限界を痛感して、デジイチの購入を決心した。

 やはり、ほかのデジイチとの違いは、「Translucent Mirror Technology」と呼ばれるミラー機構。そのため、光学式ファインダー(OVF)ではなく電子ビューファインダー(EVF)。だから厳密に言えば、一眼”レフ”なのかは微妙なところ。人によっては、EVFなんて…という意見もあるかもしれないが、個人的にはWBだったり露出補正だったり、「どう撮れるか」をファインダーで確認しながら写せるということで、よりデジカメらしい一眼レフな気がする。しかもこれにより、非常に速いAFと秒間10枚という高速連写を可能にしている。ISO感度は1600まで常用で、緊急時は3200まで使えます。

 あとは、ボディの小ささと軽さ。普段は、SIGMAの18-125mm(490g)を装着しているが、ボディが軽い(本体のみ441g)分、レンズの重さを手助けしてくれている。α77購入以降、ほとんど使う機会が無くなり、さらにその後Eマウントを揃えてきた結果、もう使うことは無いと判断して、2015年8月に売却。

 H26.7時点で通算撮影枚数は、17,000枚を突破。

SONY/α55 製品情報
デジカメWatch/新製品レビュー ソニーα55
デジカメWatch/ソニーα55関連記事リンク集

・APS-Cサイズ "Exmor" APS HD CMOSセンサー ・1,620万画素(4,912*2760)
・3.0型ワイドTFT液晶 ・シャッター 1/160s同調